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東京の標本木、靖国神社のサクラを開花宣言の日に見に行った

 3月25日をもって、気象庁が東京でのサクラ開花宣言をしました。平年より1日早く、2013年よりは9日遅かったということです。

 →東京都心でサクラが開花(NHKニュース)

 そもそも何をもってサクラが開花したのかを判断するのかというと、各気象台や測候所の定めた“標本木”の花が5~6輪開いた状態のときに行われるとのこと。

 都道府県ごとに定められているのですが、気象台構内や公園のサクラが多く指定されている中、東京では千代田区九段北の靖国神社のサクラが標本木になっています。

 →桜の開花を決める標本木について(桜.jp)

 そこで、どのくらいで開花になっているのか、見に行ってみました。

 花見の時期はまだまだ先ですが、靖国神社には観光客がたくさん。外国人観光客、特に中国系と見られる観光客が多くいたのが、個人的には意外でした。

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 境内の売店には、通常のグッズのほかに、なぜか安倍晋三首相や小泉進次郎さんのグッズも。政教分離的にどうなんだと思ったのですが、民主党政権の時にどうだったのか気になるところです。

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  境内を西に進むと、本殿があります。すぐそばに絵馬掛けがあったのですが、神田明神のような萌え絵馬はほぼゼロ。艦これの絵馬とかあってもよさそうなのですが、参拝者が自重しているのか、神社側が外しているのか気になるところです。

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  標本木があるのは本殿の手前。開花宣言直後とあって、メディアが集まったり、観光客がケータイで写真を撮ったりしていました。

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  遠目にはまったく開花しているように見えませんが、よくよく見ると数輪咲いています。5~6輪開けばいいので、これで十分開花の定義を満たしているようです。

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  周辺を撮影した動画はこちら。これだけだと、開花しているようにはまったく見えないですね。

 

 ちなみに、なぜ靖国神社のサクラが東京都の標本木に指定されたのかについては、2010年に調査が行われたのですが、文書が残っていないので理由は分からないという回答。

 僕は政治的な意図があったかと想像したのですが、標本木に指定されたのは1966年のことで、靖国参拝が問題になりだした1970年代以前なので、どうもそういうことではないようです。気象庁は千代田区大手町にあるので、単純に近くにある大きめの神社を選んだような気がしないでもありません。

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  道の脇には、露店の準備をする人たちが。もう少しすると、彼らも忙しくなるのでしょう。

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