ミスタードーナツが3月26日に発売した新商品「waff(ワッフ)」。ふわっとした感じと、もちっとした感じが融合した新しい食感がポイントとのこと。
秋葉原にも中央通り沿いにミスタードーナツがあるので、食べに行ってみました。
waffは味が3種類あって、スタンダードが105円、きなこが105円、エンゼルホイップが115円。
ミスタードーナツでは130~150円がメイン価格帯なので、それより1段階安いところ。189円のプレミアムドーナツ(2013年12月2日発売)と比較すると、かなり安くなります。
外食産業では牛丼チェーンの鍋に代表されるように、客単価の上昇を狙った試みが目立つのですが、waffはその流れに逆行するような商品です。
さっそく3種類を注文。こうしてみると、本当にシンプルなドーナツです。
食べてみると、さくさく感はいまいち分からなかったのですが、もちもち感は分かりました。ただ、もちもち感が若干弱かったので、もしかするとそれをさくさく感と称しているのかもしれません。
気になったのはwaffに売れている雰囲気がまったくなかったところ。僕の前で並んでいた人たちは別のドーナツを選んでいましたし、そもそもケースの一番右下という目立たない位置ということからしても、売れ筋の置き方ではありません。
ミスタードーナツの親会社ダスキンの2014年3月期前期の決算説明資料をみると、フード事業は「ミスタードーナツの宣伝広告費等の経費増加に加え、原材料価格高騰等で原価率が悪化したことにより大幅な減益となり、営業損失となった」とのこと。
こういう状況で求められるのは、プレミアムドーナツのような高価格帯メニューの拡充ではないかとも思うのですが、今後、waffがどうなっていくか行く末を見守っていきたいです。