週刊少年ジャンプで1999年から2008年まで連載され、テニスの枠にとどまらない描写で人気を集めた「テニスの王子様(通称“テニプリ”)」。本編終了後も再開を望む声が数多くあったからか、2009年からはジャンプスクエアで「新テニスの王子様」が連載されています。
この「テニスの王子様」の作者である許斐剛さんが1月にツイートした内容が、ラーメン好き界隈の注目を集めました。
お気に入りだった揚州商人さんの牛肉あっさり激辛ラーメンが去年春頃メニューから消え、復活をあからさまに待ってます!(。≧Д≦)9゛カモーン!! 私的ラーメンランキングベスト3に入ってました♪
— 許斐剛 (@konomi_takeshi) 2014, 1月 21
Narinari.comによると、牛肉のあっさり激辛ラーメンは、以前の販売時に辛いモノ好きの舌をとらえたものの、「普通の舌には少し刺激が強すぎる」との理由で販売が中止になったとのこと。
しかし、許斐剛さんら熱狂的なファンの声を受けて、4月1日から復活販売に踏み切ったのです。
→テニプリ作者溺愛の激辛麺復活、揚州商人の“黄金粉×牛肉”ラーメン(Narinari.com)
@konomi_takeshi 以前呟いてくださった、揚州商人の「牛肉のあっさり激辛ラーメン」が、本日4/1から春の季節商品として発売だよう!お待たせだよ~!(*´▽`) 是非この香り高い辛味スープを、また味わっていただきたいよう! pic.twitter.com/H2PaRiJIpd
— 揚州君 (@yousyuu_syounin) 2014, 4月 1
ジャンプの人気作家ということで、さまざまな接待を受けたり、自分でも食べ歩きをしているだろう許斐さん。そんな彼が私的ラーメンランキングベスト3に入れるほどのラーメンとはどんな味なのか。実際に食べて確認してみることにしました。
揚州商人は関東圏に展開している中華料理チェーンなのですが、僕の家から一番近い水道橋店を訪問。ここは神保町の書店街が近いほか、日本大学や明治大学がキャンパスを構える学生街でもあります。
ランチ時間を避けて13時半ごろに店に入ると、客は僕だけ。若干の不安を感じながらも牛肉のあっさり激辛ラーメンを注文します。
辛さは普通、3倍、5倍の3種類から普通、極太麺の刀切麺と細麺の柳麺の2種類から柳麺を選択。辛さ5倍も頼んでみたかったのですが、食べられなかったらさすがに申しわけないので自重。ココイチならたまに辛さ10倍を頼むんですけど。
牛肉のあっさり激辛ラーメンはメニュー表で春の新商品としてデカデカとアピールされているほか、ポスターも貼られていました。
メニュー表によると、牛肉のあっさり激辛ラーメンには黄金唐辛子と呼ばれる黄色い唐辛子を使われていて、非常に強い辛さになっていると強調。「驚きの一口目」という煽り文句が気になるところです。
5分ほど待つと、牛肉のあっさり激辛ラーメンが運ばれてきました。見た目はなんてことのない塩ラーメンです。
しかし、スープを一口飲むとビックリ。確かに辛い、辛いというより熱いといった方が適切かもしれませんが、額から汗が出てきます。この透き通ったスープのどこにこんな辛さが隠れていたんだと衝撃を受けました。
麺を食べている間も、汗がダクダク。うっかり辛さ5倍を頼んでいたら、大惨事となっていたことでしょう。しかし、普通の辛さくらいなら、これからの暑くなる季節、ちょうどいいのではないでしょうか。
僕が食べているうちに、妙齢の女性が入店してきて牛肉のあっさり激辛ラーメンを注文。彼女はテニプリファンなんでしょうか。テニプリは映画やミュージカルなども人気なので、ここでも結構な経済効果が生まれているのではないかと推測します。
牛肉のあっさり激辛ラーメンは910円とチェーン店のラーメンとしては高いのですが、珍しい食感を味わえることは間違いありません。テニプリファンの方も、そうでない方も、一度食べてみてはいかがでしょうか。
▼中国ラーメン揚州商人 水道橋店 中華麺(その他)、担々麺、飲茶・点心
東京都千代田区西神田2-1-12 梅沢ビル 1F
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13014877/(食べログ)
http://www.yousyusyonin.com/(公式サイト)