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スズキオンライン

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リセマラを宣伝につなげるコロプラの『白猫プロジェクト』がすごい

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 コロプラが満を持して送り出してきたスマホアクションRPG『白猫プロジェクト』。7月14日リリースのAndroid版に続いて、7月25日にリリースされたiOS版では無料アプリのダウンロードランキング1位になるなど、好調なスタートを切っているようです。ゲームキャストでも「2014年を代表するであろうスマホのアクションRPG」とレビューしていますね。

 筆者も白猫プロジェクト』を遊んでいるのですが、そこで気が付いたことがあります。それはコロプラが“リセマラ”を宣伝に活用しているということ。

 リセマラ(リセットマラソン)とは、チュートリアル終了時に無料で引けるガチャで欲しいものが出るまで、アプリのアンインストール&インストールを繰り返す行為のこと。

 運営側は課金をうながすためにガチャの無料体験を用意しているわけですが、それをプレイヤー側が逆手にとっているというわけです。もちろん、リセマラできない仕組みにしているゲームもありますが、リセマラも1つの楽しみと考えている運営も少なくありません。

 通常のスマホゲームでは無料ガチャに到達するまでのチュートリアルは5~10分ほどが相場。しかし、白猫プロジェクト』では少し異なっています。

 白猫プロジェクト』ではチュートリアルが長く、無料でガチャを引けるようになるまでには、ストーリーをスキップしても、インストールから15分ほどかかります。ここだけ見ると、「ああ、リセマラをやりにくいようにしているんだな」と感じる人も多いでしょう。

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 しかし実は違っていて、チュートリアルをしっかり進めていると、もう1回ガチャを引ける分の課金ジュエルを報酬としてもらえるのです。そして友達招待コードを入力するとさらに1回ガチャを引けるだけの課金ジュエルをもらえ、さらに他のプレイヤーとの協力バトルを数回行うとさらに4回ガチャを引けるだけの課金ジュエルをもらえます。

 友達招待コードを入力するのは30秒ほど、協力バトルは10分ほどでこなせるので、30分ほどで計7回ガチャを引けるというわけです。ガチャ1回≒500円なので、この一連の作業で3500円分(時給7000円)の価値があることになります。パズドラのリセマラは8分ほどでガチャ1回≒300円(時給2250円)なので、白猫プロジェクト』のリセマラ金額効率はパズドラの3倍ほどと言えるでしょう(参考:【詳細攻略】コロプラ『白猫プロジェクト』のリセマラ時給は6000~7000円)。

 そのため、無課金プレイヤーだけでなく、課金しようとしているプレイヤーでも、必須と言われる回復キャラクターを確保するため、何度もリセマラを繰り返すことになっているのです。

 そして普通のスマホゲームではリセマラは自分の端末だけで完結するのですが、白猫プロジェクト』では友達招待コードや協力バトルが絡んでいることがポイント。これによってゲーム外での盛り上がりが実現されるのです。

 友達招待コードのやり取りでTwitterやLINE、メール、掲示板などが重要な役割を果たすのは言わずもがなですが、協力バトルでも部屋の番号を入力してマッチングするシステムのため、2ちゃんねるなどで番号を書き込んで共闘を呼びかけることが一般的になっています。

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 それによってどんなことが起こるのか。

 次画像は日曜昼間の2ちゃんねるのスレの勢いランキングですが、全体の3位と4位に白猫プロジェクト』の招待&協力スレが入っているのです。これはトレンドに敏感な2ちゃんねらーに訴えかける効果があるでしょうから、宣伝効果につながっているはずです。

 ほかのゲームでは運営が自演で掲示板を盛り上げているとも言われているものもありますが、このリセマラシステムだとそんな必要はまったくなくなるというわけです。恐らくコロプラとしても、狙っていることではないでしょうか(本スレは招待&協力スレの6分の1ほどしか進んでいませんが……)。

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 コロプラは『魔法使いと黒猫のウィズ』ではガチャ煽りがひどいとか、キャラクターのインフレが激しいとか、「課金を誘う手法がえげつない」とよく言われています。実際にそれでセールス上位に入っているので効果があるのでしょうが、そうした場所でのノウハウの積み重ねのようなものが、このリセマラのシステムにも活用されているように感じたりしました。

 ちなみにコロプラではダウンロード数にリセマラの分も含めているので、そういう意味でも宣伝効果につながっていますね。

 →「白猫プロジェクト」200万DL突破。アイテムがもらえる記念キャンペーン実施(4Gamer.net)