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スズキオンライン

なにか役立つことを書きたいです

(追記あり)かどや向島で“最後”の豚のレバ刺を食べてきた

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追記:私の勉強不足でしたが、肉の生食、特に豚肉の生食は私の想像以上に危険な行為でした。規制当日の様子を記録に残しておきたいという思いから書いたエントリですが、もし記事を読んだ方に生食でも大丈夫という認識を与えてしまったとしたら、大変申しわけございません。豚肉や牛肉の生食は厳に慎んでください。

 6月11日をもって飲食店での提供が禁止される豚の生肉。その理由は「豚レバーをはじめとする豚、イノシシ、鹿の肉を生で食べると、E型肝炎ウイルスに感染するリスクがある」(厚生労働省)からとのこと。

 →豚レバーの生食は、やめましょう(厚生労働省)

 →豚生肉まもなく提供禁止 「何食べたら」「売り上げが」(朝日新聞デジタル)

 正直、僕はグルメでも何でもありません。ただ、今まで豚の生レバーを食べたことがなかったので、食べずに終わってしまうのは残念だということで、最後に食べに行くことにしました。

 もちろん食中毒は怖いのですが、過去10年間で豚の生レバーが原因と考えられる食中毒は5件(厚生労働省)。報告されない食中毒もありそうですが、問題があればすぐに病院に駆け込めばいいでしょう。死ぬ危険性はあるけど、それによって別の世界を体験できるという意味ではジェットコースターに似ているかもしれません。

 向かった店は墨田区の大衆酒場「かどや向島」。東京スカイツリーのやや北で、住宅街の中にあります。

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 カウンターやテーブル席が並ぶ店内は、まさに大衆酒場という雰囲気。

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 店に入ったのは23時過ぎと、提供禁止になる直前。

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 豚の生肉について「本日まで!!」とアピールする貼り紙もあります。

 本当は豚の生肉をフルコースで頼みたかったのですが、生タン刺、コブロク刺、ハツ刺、ショクドウ刺、ハラミ刺はすでに売り切れ。仕方なく、残っているレバ刺を注文することに。

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 また、豚のレバ刺だけでなく、牛レバーや鶏白レバーもメニューにあったので注文してみました。

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 まず届いたのは鶏白レバー。つやつやしたレバーにねぎがかかっており、にんにくが皿の端に置かれています。何の変哲もない皿に乗せているのが大衆酒場っぽいところ。塩をつけて口に入れると、ぷりぷりした食感が広がります。

 値段は350円。鶏白レバーの串は1本100円ということで、物価が上がってきている昨今、根強い人気があるのも分かります。豚の生肉が提供禁止となっても、鶏白レバーは提供を続けるそうです。

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 そして今回のメインディッシュである豚のレバ刺。鶏白レバーと見た目はそれほど変わらないのですが、より弾力があります。

 こちらも250円と安価に提供されています。

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 最後に牛レバー。ただし、牛レバーの生食は2012年7月に提供禁止されているので、そのまま食べることはできません。焼き肉屋と同じように店員さんが牛レバーの皿と一緒に熱々の鉄板を置いていき、「よく焼いてからお召し上がりください」と注意されます。

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 牛レバーを鉄板に乗せると、すぐに加熱されて表面が茶色くなっていきます。加熱し終えて食べると、鶏白レバーと似たような食感。

 豚の生肉も牛レバーと同様に、熱々の鉄板と一緒に提供すればいいのではないかと思って店員さんに聞いてみたのですが、一切提供しないとのこと。牛より扱いが難しいからなのかもしれません。

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 レバーだけではもの足りないので、もろきゅうや白身魚のフライなど居酒屋っぽいメニューも注文。いかにも下町という雰囲気の店内で食べていると、高度経済成長期の時代にいるような感覚にもおちいりました。

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 0時になると、カウンターの中から「豚の貼り紙はがしといて」との声が。ほかに豚のレバ刺を頼んでいたお客さんはいなかったので、どうやら僕がかどや向島で最後の豚のレバ刺を食べた客になったようです。

 正直、レバ刺はどう調理してもそんなにおいしくなるものではなく、安価に楽しめる酒のつまみという感じがしたのですが、だからこそ下町のメニューからなくなってしまうのは残念だなという気持ちも。

 規制する理由もよく分かるのですが、怪しさは下町のある意味で魅力でもあるので、ちょっぴりさびしかったりもしました。

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