2016年度10月期(秋アニメ)の第1話がニコニコ生放送で出揃いました。
いつものように番組の最後に行われる視聴者アンケートで「とても良かった」の割合でランキングを作っていたのですが、最終結果は次のようになりました。カッコ内は原作の媒体名で、1話をニコニコ動画で無料配信しているものはリンクをつけています。
→2016年10月期アニメ(秋アニメ)、ニコ生上映会支持率ランキング(スクショ付きの結果はこちら)
1位 SHOW BY ROCK!!#(2期、メディアミックス) 95.1%
2位 ユーリ!!! on ICE(オリジナル) 95.0%
3位 響け!ユーフォニアム2(2期、宝島社文庫) 94.1%
4位 夏目友人帳 伍(5期、LaLa) 93.5%
5位 刀剣乱舞-花丸(ブラウザゲーム) 89.6%
6位 私がモテてどうすんだ(別冊フレンド) 88.5%
6位 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター(4期、ゲーム) 88.5%
8位 競女!!!!!!!!(週刊少年サンデー) 83.4%
9位 灼熱の卓球娘(ジャンプSQ.19→となりのヤングジャンプ) 81.6%
10位 WWW.WORKING!!(ヤングガンガンコミックス) 80.3%
11位 ろんぐらいだぁす!(月刊ComicREX) 79.3%
12位 うどんの国の金色毛鞠(月刊コミック@バンチ) 78.1%
13位 カードファイト!! ヴァンガードG NEXT(4期、カードゲーム) 77.7%
13位 ブレイブウィッチーズ(3期、メディアミックス) 77.7%
15位 ステラのまほう(まんがタイムきららMAX) 77.0%
16位 Lostorage incited WIXOSS(3期、カードゲーム) 74.4%
17位 装神少女まとい(オリジナル) 73.4%
18位 終末のイゼッタ(オリジナル) 70.1%
19位 魔法少女育成計画(このライトノベルがすごい!文庫) 68.4%
20位 マジきゅんっ!ルネッサンス(メディアミックス) 60.5%
21位 Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-(オーバーラップ文庫) 57.1%
22位 TO BE HERO(オリジナル) 45.0%
23位 チーティングクラフト(オリジナル) 44.6%
24位 ナンバカ(comico) 33.4%
25位 侍霊演武:将星乱(尚漫) 28.0%
26位 アイドルメモリーズ(オリジナル) 17.6%
27位 ブラッディヴォーレス(テンセント動漫) 15.6%
支持率が95%に達した新作1位の『ユーリ!!! on ICE』は、フィギュアスケートがテーマ。選手のスケートにかける熱意や人間関係を描いていて、音楽や色彩表現など細部へのこだわりも光っています。
それでいて、男性同士の怪しい距離の近さという、腐女子向け要素も兼ね備えているのが恐ろしいところ。2016年世界選手権女王のエフゲニア・メドベージェワさんは、Twitterのヘッダーを登場人物のヴィクトルにしていたりします。
女性向けの人気ということで同じく注目された『刀剣乱舞-花丸』も支持率89.6%と好調なスタート。同じくブラウザゲームのキャラゲーからアニメ化した艦これとの違いはどこにあるのかと、思わず考えてしまいます。
続編では『SHOW BY ROCK!!#』『響け!ユーフォニアム2』『夏目友人帳 伍』が支持率90%超えと安定したスタート。やはり全体的にみると、支持率平均は続編が新作を大きく上回っています。
また、ニコニコはここ最近、中国系のコンテンツを多く取り入れています。『TO BE HERO』『チーティングクラフト』は日中合作、『侍霊演武:将星乱』『ブラッディヴォーレス』は中国原作、『アイドルメモリーズ』は中国資本による作品。
いずれも支持率は低いのですが、企画が挑戦的なのが特徴。日本の作品はある意味、視聴者に受けるやり方を理解しているがゆえに、それを外れた作品が作られにくくなっているのですが、その枠外の面白さを感じさせてくれます。