こんにちは、すずきです。
2013年に秋葉原の外れ、肉の万世の裏に怪しい自販機コーナーがあるのを見かけて、ブログやYouTubeで紹介したことがありました。
当時はまだ秋葉原に詳しい人しか知らない場所だったのですが、テレビなどで紹介されたことから知名度がアップ、いろんな人が来るようになります。
僕はしばらくチェックしていなかったのですが、先日、久しぶりに自販機前を通ると、道路沿いの自販機で怪文書を販売するようになっていたのでノリで購入し、その様子をツイート。
秋葉原・肉の万世裏の怪しい自販機エリア。久しぶりに見に来たら、なぜか怪文書を販売してた。中身謎なのに490円とか、誰が買うんだろ・・・ pic.twitter.com/QbrdhcxNfu
— すずき@万世裏自販機 (@michsuzu) 2018年5月19日
秋葉原・肉の万世裏の怪しい自販機で、490円の怪文書ガチャを買ってみた pic.twitter.com/ceGYsDduCH
— すずき@万世裏自販機 (@michsuzu) 2018年5月19日
当然、どういう人がどういう意図でこんなことをやっているのかが気になったわけですが、リプライでいくつか情報をいただきました。
本店は東伊興https://t.co/QiVkwFpmWR https://t.co/o5pMy5kUmF
— PM君 (@officepm) 2018年5月20日
ライフ竹ノ塚向かいの所、当初からかなり縮小してる、というかビル敷地オーナーがチェーン店主疑い
— わんわんわあ (@mrkato_h) 2018年5月20日
「芝川マリーナ」「トッパン川口(旧日産ディーゼル」と接した足立の端の所にも
貸し駐車場(昔リフト駐車置いたが通電できなかった謎)と常温ドリンク自販(R18本は撤退かも)ある
というわけで、せっかくなので現地に行ってみることに。
足立区北端の怪しい自販機
ツイートで「本店」と示された場所は、東武鉄道伊勢崎線・竹ノ塚駅の北西に1キロほど離れたところ。
竹ノ塚駅から15分ほど歩くとスーパーのライフに着き、その向こうに自販機群が見えてきました。
住所は「東京都足立区東伊興1丁目7」、すぐ北で埼玉県草加市と接しています。
三角形の建物の周りに自販機が配置されているのですが、建物内のお店は今は営業しておらず、廃墟のような雰囲気。
風営法の但し書きから推測するに、以前はゲームセンターだったのでしょうか。
自販機に貼ったテプラに「常温自販機です」といった注意書きをしているのは、秋葉原と同じ。
ひときわ目立っていた大きな黒い自販機のラインアップは、おでん缶や赤まむしドリンク、リポルサンDなどの飲食品。リポルサンDは定価180円のところ90円で販売と一見お得なのですが、テプラの値段表記が不安を誘います。
隣にはなぜか恋みくじが。
やけくそで買ってみました
別の自販機にはテプラの注意書きに加えて、「秋葉原のおみやげ」「おでん缶270円販売中」との貼り紙。さすがにこれは秋葉原の自販機と関連性があると考えていいでしょう。
建物の西側を北に進むと、打ち捨てられた自販機が。秋葉原と同じく、コンドームやポップコーンの自販機もあります。
自販機の上になぜか米味噌(賞味期限切れ)が置いてあったりも。
のぼる人いるんですかね。
東側に回ると、小屋のような建物が。
小屋の入り口には「運転免許証にて成人確認を行っております」との表示。
表示の左に年齢確認するための装置。怪しすぎる場所なので、実際に使う人はいないのでは。
ドアを開けると、中には昔懐かしの18禁ビデオ自販機が並んでいました。アダルトも配信全盛の世の中になっているので、これはこれで貴重なのでは。
テプラの「ニセ札使用者はかならず逮捕します」といった文言が、怪しさを倍化。小屋の中の写真は支障がありそうなので掲載しませんが、入り口と同じような18禁ビデオや大人のおもちゃの自販機が並んでいました。
奥に進むと自動で明かりがついたので、ちょっとビックリしたり。
ビデオ小屋の左にも、似たような注意書きを貼ったドアがあったのですが、こちらは閉め切り。以前はこの中でも販売していたのかもしれません。
個人情報なので掲載しませんが、自販機と同じテプラに名前を印刷したものが郵便受けに貼っていたので、この人が一連の自販機のオーナーではないかという気はしました。
ただ、オーナーっぽい人は見当たらず、近くのラーメン屋で話を聞いても「よく知らない」ということだったので、これ以上の情報は得られず。
足立区西端の怪しい自販機
次にもうひとつの「芝川マリーナ、トッパン川口と接した足立の端の駐車場」にも足を向けます。
場所は日暮里・舎人ライナーの舎人駅から西に1キロほど離れたところ。こちらは新芝川をはさんで埼玉県川口市と接しています。
ただ、秋葉原や東伊興と違って、ここの怪しい自販機は一番右の1つだけ。
右の白い自販機には秋葉原や東伊興と同じく、テプラで「オール常温自販機」との注意書きが。
カルピスウオーターや午後の紅茶を90円で売っているのですが、どれも売り切れ。硬貨を入れても、カウントされずにすぐ釣り銭口に落ちてきました。同じオーナーかもしれませんが、こちらは力を入れていない雰囲気。
オーナーさんの意図は
怪文書ガチャから始まって、懐かしの18禁ビデオ小屋にたどり着いたりもした今回の捜索。
ある意味で現代アートのようにもなっている、一連の怪しい自販機。オーナーはどんな人なのか、ネタなのかマジなのか、売上はどうなっているのか・・・ちょっと知りたいので、秋葉原の自販機前を通る時に、商品を補充している人を見かけたら、声をかけてみようと思っています。
(追記)北千住の怪しい自販機
怪しい自販機、さらに情報が寄せられ、北千住にもあるとのこと
同じような雰囲気の自販機群が北千住にもありましたね。
— 微多肉(KSRPer) (@slightly_fat) 2018年5月21日
駅から北西方向、というくらいしか覚えてなくて申し訳ないのですが
というわけで行ってみました。場所は北千住駅から北西に300メートルほど歩いたところ。
怪しい自販機があるのはコインパーキングの入り口。普通に商店街の一角にあってビビリます。
文字の量はほかより多め
左の道路を入ったところにもあります
2台目のポップコーン自販機
こんなところにも使われるキティちゃん
なぜかやきとりやみかんの缶詰も。
怪しい自販機は、まだほかにもありそうな気がするので、もしどこかで見かけたという方はぜひ僕のTwitterまでお伝えいただければ!