大盛りラーメンの元祖とも言われるラーメン二郎。三田本店で修行をした人などがのれん分けした店舗も増えていますが、ラーメン二郎とは直接の関係はなく、よく似たラーメンを出す店も現れています。
その1つが野郎ラーメン。急速に店舗を拡大していて、都内を中心に現在、25店舗を構えています。
最近、秋葉原にも進出してきたので店舗自体はよく見かけていたのですが、あまり二郎の味が好きではないので敬遠していました。しかし、そんな野郎ラーメンの本店が神田にあると聞いたので、せっかく近いということで行ってみることにしました。
野郎ラーメンの神田本店は、JR神田駅南口から徒歩数分の場所にあります。オフィス街とあって飲食店は多く、もちろんラーメン店もたくさん。そして、神田本店の隣もラーメン店だったりします。まさにラーメン激戦区と言えるでしょう。
外にある券売機で食券を買う形式なのですが、ラインアップには普通のラーメンのほかにも、つけ麺、汁無し麺とあります。メイン商品の名前が「豚野郎」となっているのは、ファンキーな感じでいいですね。
大盛りラーメンがウリの店なので、豚野郎の大盛りにあたるメガ豚野郎ラーメンをチョイス。960円と少し高いのですが、真新しいテープで修正されているところから推測するに消費増税を機に値上げしたのでしょう。
食券が出てくるところに「食券を口にくわえるのはご遠慮ください」と書いてあってちょっと笑いました。
店内の席数はわずか7席で、店員さんも1人だけ。秋葉原店はもっと広くて、店員さんも数人いたので意外でした。本店だからといって大きいわけではないんですね。
食券を渡して5分後にラーメンが到着。もやしやチャーシュー、メンマにゆで卵が大盛りで、下にあるラーメンが見えません。
スープは二郎系ラーメンの特徴である、豚骨としょうゆの組み合わせ。麺は太麺でもちもちしています。
トッピングにはトウガラシやにんにくといった定番のほかに、酢やパンチ汁といったものも。
量に苦戦しつつも、15分ほどで完食。大盛りをウリにしたラーメン屋にありがちなように、正直、とてもおいしいとは言えなかったのですが、二郎系ラーメンとしてはおいしい方に入ります。スープを飲み干すのは厳しかったです。
学生時代の大盛りメニューが懐かしいという人にとっては、うってつけの店でしょう。ただ、値段が高いので、コストパフォーマンス的にはいいとは言えないと思います。
▼野郎ラーメン 神田本店 ラーメン、つけ麺、カレー(その他)
東京都千代田区鍛冶町1-5-1 1F