昨日、AKB48の握手会で、川栄李奈さん、入山杏奈さん、会場スタッフがのこぎりで切り付けられたという事件が、各界隈に衝撃を与えました。僕はAKBグループの熱狂的なファンではないのですが、秋葉原によく行く人間としてとても悲しく思いました。
→ＡＫＢ握手会 メンバーら３人切りつけられけが 岩手（NHKニュース）
時事ドットコムの記事「「誰でもいい」「殺そうと思った」＝ＡＫＢ負傷、逮捕の男－岩手県警」を読むと、犯人は無差別殺人を意図していたようです。ただ、犯人が行動を起こす前に止めるのは難しかったでしょうが、金属探知機に引っかかる刃物をアイドルの前まで持ってこさせてしまった時点で、警備に不備があったことは間違いないとは思います。関係者は深く反省していることでしょう。
この出来事によって、AKBグループはどうなっていくのか。気になったので、秋葉原の劇場やカフェを見に行ってきました。
8階にAKB48劇場があるドン・キホーテに行くと、1階や7階のエスカレーター横に「本日 休館日」との看板が立てられていました。警備体制を考え直さないといけないので、これは当然でしょう。
→公演中止のお知らせ（AKB48 Official Blog 〜1830ｍから～）
ドン・キホーテ周辺ではテレビ局が撮影したり、新聞記者が通行人にインタビューしたりする姿を見かけました。
JR秋葉原駅前のAKB48カフェでも、ドン・キホーテ前と同様に撮影やインタビューが行われていました。
通常は公演情報などが流れる電光掲示板でも、「5月25日に行われた握手会において、お怪我をされた入山杏奈さん、川栄李奈さん、会場スタッフの方の一日も早い回復を心よりお祈り致します。 AKB48CAFE＆SHOPS」というメッセージが流れていました。
AKB48カフェの前には総選挙のポスターが貼ってあるのですが、入山杏奈さんと川栄李奈さんのポスターはそのまま。本来は記念写真のために用意された「ガンバレ！」という文字が別の意味に思えてきます。
アイドルというのは、心の支えになってくれるということで社会に必要な存在だと思います。
しかし今、CD売り上げの減少などで従来型のアイドルは成立しにくくなり、握手会のようなイベントを行わないと生き残れないようになっています。そのイベントができなくなるような今回の事態は、アイドル全体のあり方にも深く影響を与えそうな気がします。
