今年も東京ビッグサイトで開催されている東京おもちゃショー2015。「子どもしか興味を持たないような商品ばっかりなんだろうなー」と思っていたのですが、会場を回ってみると結構いろいろと面白い商品を発見できました。レゴやぬいぐるみといった定番のおもちゃ以外にも、実用品に娯楽要素を加えた商品が展示されていたのです。
そのひとつが株式会社シャインの「いたずらBANK」。外見はダンボール箱の上に小さな皿が乗っているだけというシンプルなもの。
しかし、小皿にコインを乗せると様子が変わります。とりあえず次の動画を見ていただければ。
小皿にコインを置くと「にゃーん」と鳴き声がした後、ダンボールのフタが開き、子猫が手を出してコインを中に引きずり込んでいくのです。ネコはだいたい何をやってもカワイイのですが、ダンボールに入っているという捨て猫的な雰囲気も相まって、チート級のかわいさとなっています。ずるい、ずるすぎる。
どうでもいいことですが、ダンボールの正面に書いてある「とらねこ引っ越しサービス」の文言は、クロネコヤマトに伝えた上で使っているのかどうかが気になるところです。
「いたずらBANK」にはこのとらねこのほか、みけねこ、アメショ、チャトラ、パンダといった別バージョンも。もちろん、人気の「100万円貯まる貯金箱」ほどの容量はないようで、500円玉だと40枚ほどしか入らないそうですが、贈り物としてはちょうどいいのではないでしょうか。
また、なぜかくまもんバージョンもあります。くまもんは熊本県のPRになれば著作権料はタダでグッズを出せるので、ダンボールで熊本のスイカをアピールすることとバーターになっているのでしょう。
そして、「いたずらBANK」の新商品として紹介されていたのがゴジラバージョン。海面にコインを置くと、海中からゴジラが現れてコインをかすめとっていくという壮大な作品で、もはや貯金箱とは言えないような気もします。ゴジラがコインを集める理由も不明ですが、カラスが光りものを集めるのと似たようなものなのかもしれません。
「いたずらBANK」はキャラクターものと相性がいいので、例えば貧乏設定があるラブライブの矢澤にこや、隠れる系キャラのアイマスの双葉杏が、ダンボールから手を出してコインをかすめとるというのは、うまくマッチしているように思います。2000円と値段も手ごろなので、いろいろやってほしいところです。