4月16日、17日に静岡県沼津市のプラサヴェルデで開催された「レトロゲームアラカルト」。
1日目の「知られざる任天堂の歴史 - 任天堂フランスの誕生」をTwitter実況した内容をまとめました。登壇者は任天堂・アーケードゲーム歴史研究者のフロラン・ゴルジュ(@FlorentGorgesFR)さん。
ひとくちに欧州市場といっても、フランスや英国、ドイツはバラバラにマーケティングしていて、任天堂ヨーロッパとして活動し始めたのは1990年代半ばになってからだそうです。
次は「知られざる任天堂の歴史 - 任天堂フランスの誕生」。登壇者は任天堂・アーケードゲーム歴史研究者のフロラン・ゴルジュさん #retrogamealacarte pic.twitter.com/aVS1Dlcz94
— すずき (@michsuzu) April 16, 2016
フロラン:20歳のころから任天堂の研究をしてきて、フランスでレトロゲームについてのコラムなども担当してきた。マンガ『スーパーマリオくん』の翻訳もしたり #retrogamealacarte pic.twitter.com/vuA89NQwJ5
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フロラン:ファミコンは全世界でヒットしている作品で、全世界に任天堂の支店がある。それぞれの支店がどういう努力をしてきたのかに興味を持った #retrogamealacarte pic.twitter.com/s1yHKnd0N8
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フロラン:80年代前半は任天堂フランスは存在していなくて、トランプやゲームウォッチは別のフランスの会社のブランドとして発売されていた #retrogamealacarte pic.twitter.com/iwtJ4AdDA0
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フロラン:任天堂フランスを立ち上げたのが流通業を営んでいたパトリック・ラバナンさん。良い商品がないかを探してゲームにたどり着いた #retrogamealacarte pic.twitter.com/PRZhWnC8MU
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フロラン:パトリックさんいわくアタリの宣伝文句を見たが、マイコンは機能的に中途半端で価格が高かった。そこでゲーム専用機のNES(ファミコン)に注目して展示会に #retrogamealacarte pic.twitter.com/WxjFpgk2F8
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フロラン:セガと任天堂のブースにいったら、セガはすでに提携先が決まっていた。任天堂ブースには米国任天堂のロン・ジュディがいて、フランスの権利は誰にも委託していないので考えてみると言われた #retrogamealacarte pic.twitter.com/eYfKZt2t1n
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フロラン:ファミコンを扱うためのフランスのライバルはバンダイだった。おもちゃとして流通に乗せるとすぐに消えるとパトリックは説得。クリスマス後にバーゲンセールになるので、電化製品として売ろうと #retrogamealacarte pic.twitter.com/S87fVkqbYE
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フロラン:ロンはその説得に納得。なぜならアタリショック後、米国任天堂もおもちゃではなく電化製品として売って成功していたから #retrogamealacarte
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フロラン:1987年9月にフランスでNES販売、価格は日本より高め。しかし日本からの船が2ヶ月遅れの到着で、1万台しか売れず。88年3月にASD社は倒産 #retrogamealacarte pic.twitter.com/nStgbAkWOh
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フロラン:1万台しか売れなかったが口コミは良かった。そこでバンダイに行って、NESを一緒に売ろうと持ちかける。電化製品関係のコネを持っている僕と僕のチームを雇ってほしいと言ったら、雇ってくれた #retrogamealacarte pic.twitter.com/O60FUl00Mh
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フロラン:当時、バンダイが版権を持つドラゴンボールやセイントセイヤはフランスでも大人気。ゲームはそれほど面白くなかったが、原作人気のおかげで売れた #retrogamealacarte pic.twitter.com/6i4s9b6Roy
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フロラン:当時のフランスにはゲームセンターがたくさんあって最新ゲームを遊べたので、テレビゲームはそれとの比較になったが結構高評価 #retrogamealacarte pic.twitter.com/BvhHLCeN4V
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フロラン:任天堂は米国と日本に集中して欧州は後回しだったので、セガがマスターシステムを欧州向けに打ち出してきた。そのせいでセガ派と任天堂派の争いがフランスの小学校でもあった #retrogamealacarte pic.twitter.com/ZE0aTlHT3C
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フロラン:任天堂がセガに勝ったのはマーケティング担当のエブさんのおかげ。米国のゲーム誌のニンテンドーパワーを参考にしたクラブニンテンドーを出した。そしてそれを無料にしたのがポイント #retrogamealacarte pic.twitter.com/cDHUR3lA21
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フロラン:そして当時は画期的だった電話サービスであるSOSニンテンドー。ゼルダやメトロイドなど難しいゲームが発売されて、攻略方法を教えてほしいという電話が殺到したので作った #retrogamealacarte pic.twitter.com/bJV063e4Nx
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フロラン:SOSニンテンドーで「ゲームをすることが仕事になるぞ」とアドバイザーの求人広告を打ったら、めちゃめちゃ人が来た #retrogamealacarte
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フロラン:クラブニンテンドーで「SOSニンテンドーに電話するとマリオが答えてくれるよ!」と広告を打ったが、女性のアドバイザーもいて「あれっ、マリオじゃないの?」と子供が困惑することも。そんなときは「私はマリオじゃなくてピーチよ」と答えていた #retrogamealacarte
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フロラン:フランスやベルギー中を回るキャラバンも実行 #retrogamealacarte pic.twitter.com/WZQLs6G4IW
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フロラン:フランスでの任天堂VSセガ売り上げ推移 #retrogamealacarte pic.twitter.com/XcZxQo14sm
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