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世界初の電気式計算機が動く! レアなゲーム電卓で遊べる! 樫尾俊雄発明記念館がスゴかった

 電卓、電子辞書、電子楽器、時計、デジタルカメラなど幅広い製品を扱うカシオ。その基礎を築いた故・樫尾俊雄さんの功績を伝える施設「樫尾俊雄発明記念館」が、成城にあります。

 樫尾俊雄発明記念館は樫尾さんの自宅を改装したもの。閑静な高級住宅街にあるため、人数制限が厳しく、予約しないと入場できません。4月上旬に予約して、ようやく今日、訪問できました。

 その様子をTwitterで実況していたので、追加の画像なども入れてまとめておきます。

 予約していた12時30分に入ると、年配の男性が案内役として迎えてくれました。ほかの参加者はおらず。入り口で記名するのですが、前の回には女性が2人来ていました。

 玄関には樫尾俊雄さんの胸像。

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 カシオは樫尾4兄弟で創業したのですが、ほかにも2人の姉妹がいたそうです。ちなみに現在の経営陣も樫尾家です。

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 邸宅のミニチュアもあります。庭園は一部、一般にも開放。

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 「14-A」の48万5000円という価格は当時、日産・ブルーバードと同価格。4台しか現存していないそうです。

 「14-A」後部のリレー装置。

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 リレー装置が動いているところも合わせて動画にしてみました。

 「14-A」の回路図と特許。特許は普通、弁理士が申請するものですが、樫尾さん自ら申請したそうです。

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 貴重な販売資料も展示。

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 「答え一発」で有名なCMも見られます。

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 ゲーム電卓は実際に触れます。いずれもシンプルなゲーム性なのですが、ファミコン発売と同時期と考えると、いろいろ思うところがあります。

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 書斎の隣は応接間。

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 窓からは庭園が見えます。植生にもこだわりがあって、よく見ると木の種類が1本1本異なっています。昔は池にコイが泳いでいたとか。

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 音の部屋は電子キーボードなど。

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 時の部屋は時計など。

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 日経新聞に出した広告。うるう年を認識して日付を合わせてくれる腕時計は1975年当時、画期的だったとか。

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 樫尾俊雄発明記念館は入場無料ですが、こちらのサイトから予約が必要。直近はほとんど埋まっているので、1カ月は見ておいた方がいいです。ゲーム電卓などは特別展示なので6月30日まで。