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『SSSS.GRIDMAN』が一番人気! SAOや禁書などヒット作続編は出遅れ――2018年10月期アニメ第1話人気ランキング

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 こんにちは! すずきです。先ほど、2018年10月期(秋アニメ)の第1話がニコニコ生放送で出揃いました。

 いつものように番組の最後に行われる視聴者アンケートの「とても良かった」の割合でランキングを作っていたのですが、最終結果は次のようになりました。1話をニコニコ動画で無料配信しているものはリンクをつけています。

2018年10月期アニメ(秋アニメ)、ニコ生上映会支持率ランキング(スクショ付きの結果はこちら)

過去のニコ生上映会支持率ランキングはこちら

2018年秋アニメ第1話支持率ランキング

作品名 支持率 期数 原作 制作会社
1 SSSS.GRIDMAN 90.3 1? オリジナル TRIGGER
2 うちのメイドがウザすぎる! 88.0 1 月刊アクション 動画工房
3 となりの吸血鬼さん 84.6 1 コミックキューン Studio五組、AXsiZ
4 ゴブリンスレイヤー 83.2 1 やる夫スレ WHITE FOX
5 火ノ丸相撲 80.2 1 週刊少年ジャンプ GONZO
6 ゾンビランドサガ 80.1 1 オリジナル MAPPA
7 ひもてはうす 77.9 1 オリジナル バウンスィ
8 アニマエール! 77.6 1 まんがタイムきららキャラット 動画工房
9 やがて君になる 77.6 1 月刊コミック電撃大王 TROYCA
10 ソードアート・オンライン アリシゼーション 77.3 3 電撃文庫 A-1 Pictures
11 とある魔術の禁書目録Ⅲ 74.0 3 電撃文庫 J.C.STAFF
12 RELEASE THE SPYCE 73.8 1 オリジナル Lay-duce
13 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 72.6 1 電撃文庫 CloverWorks
14 転生したらスライムだった件 68.3 1 小説家になろう Elements Garden
15 抱かれたい男1位に脅されています。 67.2 1 b-boy CloverWorks
16 ガイコツ書店員 本田さん 66.9 1 ジーンピクシブ DLE
17 メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女- 60.9 1 スマホゲーム エンカレッジフィルムズ
18 ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 60.5 1 月刊少年ガンガン ライデンフィルム
19 直感×アルゴリズム♪ 2nd Season 60.3 2 オリジナル セガ・インタラクティブ、RED WORKS TEAM
20 でびどる! 48.2 3 オリジナル まさたかP
21 風が強く吹いている 57.2 1 新潮社 Production I.G
22 俺が好きなのは妹だけど妹じゃない 39.1 1 富士見ファンタジア文庫 NAZ × マギア・ドラグリエ
23 閃乱カグラ SHINOVI MASTER –東京妖魔篇- 37.2 2 ニンテンドー3DS ティー・エヌ・ケー
24 狐狸之声 35.7 1 爱奇艺漫画 ゆめ太カンパニー
25 ソラとウミのアイダ 30.7 1 スマホゲーム TMS/だぶるいーぐる
26 BAKUMATSU 25.8 1 スマホゲーム スタジオディーン

支持率トップは新作『SSSS.GRIDMAN』

 支持率90.3%と唯一の90%超えでトップとなったのは『SSSS.GRIDMAN』。

 1993~1994年にTBS系列で放送された、円谷プロダクション制作の特撮番組『電光超人グリッドマン』が原作。そのため完全新作とは言いがたいのですが、一般アニメファンの知名度が乏しい中で大きな支持を集めました。

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 ストーリーは記憶喪失の主人公がヒーローに変身(融合?)して、街を襲う謎の怪獣と戦う特撮っぽい展開。間の使い方がすばらしくて、気だるげな雰囲気でありながら、軽妙な掛け合いが繰り広げられるのが心地良いです。

 個人的に気になったのは、作中で生放送サイトが取り上げられているのですが、ニコ生ではなく、YouTube LiveっぽいUIが使われていること。以前はこういうシーンではニコ生のコメントが流れる画面がよく使われていたのですが、時代の変化を感じました。

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新作が豊作

 人気作続編の『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』がニコ生で配信されない影響もありますが、今期は『SSSS.GRIDMAN』だけでなく支持率80%以上の6作品すべてが新作。

 ジャンルも幅広く、『うちのメイドがウザすぎる!』はドタバタコメディ、『となりの吸血鬼さん』は『きんいろモザイク』を思わせるきらら風ほのぼのストーリー、『ゴブリンスレイヤー』は残虐表現マシマシのファンタジー、『火ノ丸相撲』は熱血スポコン、『ゾンビランドサガ』はゾンビ×アイドルの変化球。

 『ゾンビランドサガ』は『ウマ娘 プリティーダービー』に続くCygames製作の作品。親会社のサイバーエージェントは先日、アニメレーベル「CAAnimation」を設立し、アニメ制作事業に本格参入すると発表したので、ビジネス的にも成否が注目されます。

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 支持率は低いですが『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』の冒頭で、往年の迷作『シスタープリンセス』のパロディをしているシーンは話のタネにチェックしておいたほうがいいかも。

 なお、パロディに予算をかけすぎたためか、その後の作画が怪しくなります。

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構造上の問題を抱える『ソードアート・オンライン アリシゼーション』

 一方、予想外のスタートになったのが、人気作続編の『ソードアート・オンライン アリシゼーション』『とある魔術の禁書目録Ⅲ』。SAOは1期が2012年、2期が2014年で4年ぶり、禁書は1期が2008年、2期が2010年で8年ぶりのテレビシリーズ(劇場版はSAOが2017年、禁書が2013年)。

 それぞれ70%台という支持率は決して低くないのですが、人気作続編の場合、90%超えが良作の目安になるので出遅れと言えます。

 特に『ソードアート・オンライン アリシゼーション』は構造上の問題を抱えています。今作は主人公のキリトが(当初は)一人で異世界に飛び込む関係で、今まで脇を固めていたキャラクターたち、メインヒロインのアスナでさえも影が薄くなるのです。

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 1話では1時間放送にし、前半で異世界パート、後半で現実パートを描くことで、問題点を解消していました。ただ今後、異世界を重点的に扱うにあたって、どうしても過去作キャラクターの人気に頼れなくなってくるのがつらいんですよね。

 なので、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が盛り上がるかどうかは、重点的に描かれる異世界で、キリトとともに冒険する新キャラ・ユージオにかかっていると言えます。

 そこは制作陣も重々理解しているようで、人気声優の島﨑信長さんを起用したり、キリトとの絡みを増やして、BL要素(?)で女性ファンを増やそうとする意図が感じられたりしました。

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 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』は最近珍しい4クール作品。

 じっくり描けるので、本編前後に数十秒ほど、旧作の人気キャラがストーリーを振り返り解説するミニコーナーとかいれたら、分かりやすくなるし、旧作からのファンもつなぎとめられるんじゃないかなーと思ったりもしました。

 アリシゼーション編は後半になると現実パートも絡んできて面白くなるのですが、前半は他の異世界もの作品と大きな違いがあるわけではありません。また、SAOがネットで公開されて以降、異世界の物語は数多く描かれてきて、普通の展開には食傷気味な視聴者も多いでしょう。

 「小細工なしで、ど真ん中でSAOの世界を描き切ろう」という制作陣の心意気も感じるのですが、そうした背景を踏まえて、変化をつけてくるかどうか、変化をつけるならどう変えてくるのか、がひとつの注目点ともなるかもしれません。

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