"食べ放題”というと和食から中華、デザートとさまざまな種類があります。その中でも、ちょっと豪華なイメージがあるのが焼肉食べ放題。やや値の張る焼肉は特別な日に食べるという人も多いと思うのですが、それが食べ放題になるというのはなかなかうれしいことです。
焼肉食べ放題はディナータイムだと1人3000円以上かかることも珍しくないのですが、ランチタイムだと1000円前後で食べられる店も少なくありません。僕の住む秋葉原でも、大酋長という焼肉店がランチ焼肉食べ放題を1000円で提供していることで知られています(ただし、内容には賛否両論があります)。
そんな秋葉原の焼肉食べ放題業界に殴りこんできたルーキーが牛之宮。2014年5月にOAK akihabara5階にオープンした新しい部類のお店です。メイドカジノのアキバギルドを運営するQueensFrontierが手掛けているとあってコンセプトでアピールするお店なのかもしれません。
僕が焼肉食べ放題に気付いたのはビルの前にある看板。木曜~金曜限定ではありますが、950円のランチ焼肉食べ放題“肉之宮"を紹介しています。
「通常1500円→今だけ950円」の売り文句が極めてうさんくさいのですが、ゴーゴーカレーもメジャーカレーの特別価格1000円をずっと続けているので、そこは突っ込んではいけないところなのでしょう。
早速、エレベーターで5階の牛之宮に向かいます。4階にも牛之宮の別館があり、そちらは焼肉ではなく、ハンバーグやステーキがメインになっているようです。
ビルがまだ新築に近いということもあって、店内は焼肉店としてはかなりキレイな方。友達との食事だけでなく、デートにも使えそうです。
窓からは中央通りの風景も見えます。
手書きの謎黒板があるのが秋葉原らしいところ。
問題はランチタイムが一段落した13時50分ごろに入ったとはいえ、お客さんが僕のほかに2人しかいなかったのが若干不安なところ(しかもその後、僕1人になった)。それぐらい人が来ないので、ランチ焼肉食べ放題を始めたのでしょうが。
さっそくメニューでランチ食べ放題のルールを確認。
看板では“12種類食べ放題”とうたっていたのですが、肉が豚レバー、豚ハツ、豚バラ、鶏ももの4種類、味付けがタレ、塩、味噌の3種類で、掛け合わせて計12種類とのこと。
簡単に言えば神保町食肉センターと同じ。最初に2種類の肉と味付けを選ぶこと、45分という制限時間、950円という値段、すべてそろえてあります。
ランチ食べ放題を注文すると、すぐに基本セットのごはん、スープ、サラダ、キムチが運ばれてきます。食べ放題といっても、基本セットでお代わりできるのはごはんだけです。
最初に選んだ食べ放題の肉は豚レバー、豚ハツのタレ。1種類の肉につき100グラムが目安となっているとのこと。
目の前のコンロでじゅうじゅう焼いていきます。火力は調整できないのですが、やや強め。
2皿目は豚バラ、鶏もものタレ。
最後の3皿目は豚ハツの塩と味噌。お腹がふくれていたので、少なめです。
僕は3皿頼んだのですが、45分の制限時間の中で、頑張れば4皿頼めるかどうかというところ。お客がいなかったからかもしれませんが、制限時間について何も言われなかったので、その辺は結構アバウトなのかも。
肝心のお味は値段相応、大酋長よりは良い肉を使っているような気がしました。オススメは神保町食肉センターと同じく豚ハツですね。
減点ポイントはタレや塩などの調味料をつけられないこと。やや味が薄めだったので、マイ塩を持ち込んで振りかけたかったです。
ポテンシャル的には神保町食肉センターと同じなので、今後、同じような行列ができるかどうか注目しています。
▼ 牛之宮 焼肉/ホルモン/オイスターバー
東京都千代田区外神田3-1-10 OAKビル 5階
http://ushinomiya.com/(公式サイト)