900円で焼き肉食べ放題という破格の値段のランチメニューでカルト的な人気を集めている神保町食肉センター。新宿など、神保町以外にも店舗を増やしているのですが、2月12日に上野店がオープンしました。
神保町の本店には毎日長い行列ができているのですが、上野ではどのような状況になっているのか。早速、見に行くことにしました。
上野店が入るハトヤビルは、上野松坂屋の向かい側にあります。上野店だけでなく、ビル自体が2月12日にオープンしたばかり。
上野店は11時30分開店なのですが、11時に着くとすでに行列ができていました。
祝い花には元シアトル・マリナーズの佐々木主浩さん、EXILEのATSUSHIさん、亀田三兄弟、梅宮辰夫さんなど、ヤンキー系の名前が並びます。
行列は上野店がある2階から1階へと伸び、さらに道路へと伸びていました。11時ごろにはすでに30人くらい並んでおり、開店時間が近付くにつれてさらに伸びていきます。
僕はスマホでゲームをしながら並んでいましたが、周りは本を読んでいたり、僕と同様にゲームをしていたり。前の人は『なれる!SE』を読んでいました。多くの人は本店での行列を経験しているようで、待つことを前提として訪れた雰囲気。20~30代が中心で、性別は圧倒的に男性が優勢。
開店時間の11時30分には50人ほどが行列。当然、すぐには入れず、さらに待つことに。
よくやく店に入れたのは12時30分ごろ。なぜか、ど真ん中のテーブルに案内されてビビります。僕は1人で訪れたのですが、ほかにも1人客は結構多かったです。
本店を訪れたことがある人なら、店内がおしゃれであることに驚くでしょう。オープンしたばかりのビルなので当たり前といえば当たり前なのですが衝撃です。
ランチメニューの焼き肉食べ放題の内容は本店と同じ。最初はAセット(モモ・塩味+ネックピートロ・味噌味)、Bセット(モモ・タレ味+ネックピートロ・味噌味)、Cセット(レバー・塩味+ハツ・塩味)の中から選びます。
たいていの人は神保町食肉センターのウリである朝採りのレバーとハツが入ったCセットを選ぶのですが、僕もCセットを注文。
実は僕は昨日も訪れたのですが、その時は入店時間が遅かったのでレバーとハツが品切れ。ハツは13時40分ごろ、レバーは14時ごろに品切れになっていたので、これから行く人は注意した方がいいです。
ライス、スープ、オニオンサラダ、肉の基本セットは、注文から1分ほどで運ばれてきます。もちろん、肉だけでなく、ライスやスープ、オニオンサラダも食べ放題。
こちらが朝採りのレバーとハツ。新鮮なので、肉の色もきれいです。
早速コンロでじゅうじゅうと焼いていきます。
コンロは最初は中火に設定してあるので、たくさん食べたいというプロ(?)は強火に変えるのがポイントです。
肉の味はさすがというところで、すぐに食べ終わってCセットを追加注文。追加注文では肉や味付けの組み合わせを変えられるのですが、やっぱりCセットが一番人気。僕のようにCセットを頼み続ける人も多くいました。中には「ハツダブル」なる玄人っぽい注文をする人もいたり。
こちらはその後に頼んだネックピートロ(豚のクビ)の味噌味。普通の肉よりアブラが乗っています。あとはモモ肉がありますが、これはどこにでもある肉でした。
一通り食べ終えてトイレに行くと、こちらもおしゃれ。ウォシュレット付きで、まるで普通の飲食店のようです。
食べ放題の時間は45分と短めですが、追加注文が届くのも早いので、腹いっぱい食べるには十分。肉の種類が少ないので毎日行くとなると微妙ですが、コストパフォーマンスとしてはベストに近い焼き肉店と言えるでしょう。
ただ、神保町と違い、上野は日本有数の食の激戦地。隣の店が780円の焼肉ランチの看板を出してきて、ケンカを売ってたりします。ビルの前では「すぐにご案内できます!」とラーメン店が呼び込みをしていたり。数カ月後も行列ができているか、気になるところです。