ローソンといえば、「魔法少女まどか☆マギカ」「ラブライブ」「けいおん」「子音世紀エヴァンゲリオン」など、いわゆるオタク系アニメと多くコラボしてきたコンビニとして知られています。
しかし、オタク系アニメとコラボしておきながら、一番需要が大きいと思われる秋葉原の中心部には店舗を持っていませんでした。秋葉原の周縁部なら、神田明神店、秋葉原北口店、上野五丁目昭和通店とあるのですが。
そんな秋葉原の中心部に5月20日、新しいローソンが開店しました。その名もローソン外神田三丁目店。地図に赤丸で示した場所にあります。これだけ秋葉原のど真ん中にあるなら、それにちなんだ店名をつけても良さそうですが、地名の方が重視されたようです。
さっそく実際に行って、ローソン外神田三丁目店の様子をチェックすることに。本当は朝7時のオープンの瞬間を見届けたかったのですが、寝過ごしました……。
ローソン外神田三丁目店はビルの1階にあり、2階には鉄道模型店があります。3階より上のテナントは決まっていないようです。
店頭ではオープンセールのちらしとポケットティッシュを配っていました。開店から3日間はおにぎりやからあげクン、弁当などが50円引き、7日間は一部のパンや飲料が割引とのこと。おにぎりの価格は130円前後、からあげクンの価格は210円ほどなので、コンビニにしては大きな値引き率です。
それ以外にも200円以上の買い物をしたときに使える100円割引券もついていました。どう考えても赤字ですが、オープンセールということでそこは気にしないということなのでしょう。
店の前には開店祝いの花も飾られていました。サンエスティはビルのオーナー、大和ハウスとTOAZUは施工業者でしょうか。ローソンは今、「魔法少女まどか☆マギカ」のキャンペーン中なので、アニプレックスあたりが祝い花を贈ったら宣伝にもなりそうだと思ったのですが、そんなことはありませんでした。
店内の商品配置も秋葉原だからといって特別なことはなく、他店舗と変わらず。ただ、“オープンセール”のPOPがあちらこちらにありました。3日で外してしまうPOPなのですが、さすがに開店直後とあって気合いを入れて作っていますね。
秋葉原が舞台となっているアニメは多く、今後、そうしたアニメがローソンとコラボした際には、この外神田三丁目店が聖地となることもあるでしょう。「ラブライブ」は神田明神店が聖地のようになっていますが、外神田三丁目店もその役割の一部を引き受けるようになるのではないでしょうか。
ソーシャルメディア全盛の今、コンビニでも注目される場所にある店舗はグループ全体のイメージにも影響を与えるようになっています。東京ビッグサイトのコンビニでは、コミケ前に大量の在庫が積んであるのがTwitterで話題になったりと、観光名所のような存在となっているのはよく知られているところ。
ローソン外神田三丁目店は観光名所としての資格は備えているので、そうしたキャラ付けのようなものがなされるのかどうか注目されるところです。