先週、アーケードゲーム業界では、「ウルトラストリートファイター4」の稼動開始が話題となりました。そして事前の期待通り、4月17日の稼動初日から各地のゲームセンターでは多くの立ち見が出るほどの人気ぶりとなりました。
→「ウルトラストリートファイターIV」稼動初日の様子を秋葉原HEYに見に行った
続いて今日、稼動開始するのが「パズドラ バトルトーナメント ―ラズール王国とマドロミドラゴン―」(略称「パズバト」)。スマホの人気作品が、アーケードゲームでも成功できるかということが注目されているのです。
……ということで、秋葉原のゲームセンターを回って、パズバトの人気を調べてみることにしてみました。
まずは、昨年12月にロケテストが行われた秋葉原HEYから。
しかし、開店前から店の前で待っていたものの、パズバトを待っているっぽい雰囲気の人は見当たらず。隣のソフマップには行列ができていたのですが、もちろんパズバトのためではなく、「ソードアート・オンライン ―ホロウ・フラグメント―」を買うために待っている様子です。
おかしいなあと思いつつ、開店時間になって4階のパズバトコーナーに向かい、数分とどまってチェックしたのですが、プレイしているのは1人だけ。だ、大丈夫なのか、このゲーム……。
プレイすると、クリアファイルをもらえるキャンペーンまでやっているというのに……。
別の店舗も見てみようと、東京レジャーランド秋葉原店に行くと、こちらもプレイしているのは1人だけ。大爆死の予感。僕がガンホー株を持っていたら、全力で叩き売る勢いです。
それともメインプレイヤー層が中高生なので、平日の午前は空いているということなのでしょうか。
次にクラブ セガ 秋葉原 新館に行くと、こちらはある程度、席が埋まっていました。よく見ると、奥の方には山本大介プロデューサーの姿も。
しかし、行列というほどではなく、ロケテストの日ほどは盛り上がっていません。
「だめなのかー」と思いつつ、秋葉原をぶらついていると、タイトーステーション 秋葉原店のあたりで、なにやら人だかりが。
どうやらタイトーステーション 秋葉原店でパズバトのオープニングイベントを行っていたようです。いろいろ調べていたはずなのに、チェック漏れしていました。
まもなく9時からタイトーステーション秋葉原で、パズバトのオープニングイベント始まります!!
— 山本大介 (@DaikeYamamoto) 2014, 4月 23
イベント後も残ったお客さんたちがプレイしていて、100人待ちくらいの行列。店の外では街路樹の脇のバーに座って、パズドラをプレイする人々も。
恐らくパズバト目当てで秋葉原に来た人は、タイトーステーション 秋葉原店に集結しているということなんでしょうね。レアモンスターがゲットしやすい店舗限定イベントの“ゴッドフェス”が行われていることも大きいようです。プレイするだけなら、HEYに行けばすぐなんですけどね。
パズバトが爆死したわけではないようで、ひとまず安心したのですが、問題はプレイヤーが継続して遊んでくれるかどうか。特にパズドラはライトユーザーが多いゲームなので、そのあたりへのケアも気になるところです。
パズバトの開発を担当しているスクウェア・エニックスは、コアゲーマーにしか受けないアーケードゲームを作ることに定評があるので、今回はその轍を踏まないよう祈るばかりです。