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一番人気は『鬼滅の刃』、『世話やきキツネの仙狐さん』が癒やし枠に――2019年4月期アニメ第1話人気ランキング

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 こんにちは! すずきです。本日、2019年4月期(春アニメ)の第1話がニコニコ生放送で出揃いました。

 いつものように番組の最後に行われる視聴者アンケートの「とても良かった」の割合でランキングを作っていたのですが、最終結果は次のようになりました。1話をニコニコ動画で無料配信しているものはリンクをつけています。

2019年4月期アニメ(春アニメ)、ニコ生上映会支持率ランキング(スクショ付きの結果はこちら)

過去のニコ生上映会支持率ランキングはこちら

2019年春アニメ第1話支持率ランキング

作品名 支持率 期数 原作 制作会社
1 鬼滅の刃 90.5 1 週刊少年ジャンプ ufotable
2 世話やきキツネの仙狐さん 90.2 1 コミックNewtype 動画工房
3 デュエル・マスターズ!! 84.0 16 カードゲーム アセンション
小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント
4 なんでここに先生が!? 80.9 1 週刊ヤングマガジン ティアスタジオ
5 ひとりぼっちの○○生活 79.3 1 コミック電撃だいおうじ C2C
6 異世界かるてっと 74.5 1? オリジナル スタジオぷYUKAI
7 八月のシンデレラナイン 72.1 1 スマホゲーム トムス・エンタテインメント
8 文豪ストレイドッグス(第3シーズン) 69.8 3 ヤングエース ボンズ
9 ダイヤのA actⅡ 69.3 3 週刊少年マガジン MADHOUSE
10 超可動ガール1/6
女子かう生
ノブナガ先生の幼な妻
69.2 1
1
1
月刊アクション
WEBコミックアクション
月刊アクション
studio A-CAT
アニメーションスタジオ・セブン
アニメーションスタジオ・セブン
11 ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ! 69.1 1? メディアミックス Acca effe
戯画プロダクション
12 ぼくたちは勉強ができない 66.4 1 週刊少年ジャンプ stシルバー
アルボアニメーション
13 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 62.6 1 PCゲーム feel.
14 RobiHachi 61.9 1 オリジナル スタジオコメット
15 真夜中のオカルト公務員 55.1 1 コミックNewType ライデンフィルム
16 BAKUMATSUクライシス 54.0 1 スマホゲーム スタジオディーン
17 Fairy gone フェアリーゴーン 46.7 1 オリジナル P.A.WORKS
18 賢者の孫 33.1 1 小説家になろう SILVER LINK.
19 フリージ 32.5 1 オリジナル UAE
20 凹凸世界 26.1 1 オリジナル Shanghai Jupiter Creative Design
- フルーツバスケット 2 花とゆめ TMS/8PAN
- 川柳少女 1 週刊少年マガジン CONNECT
- さらざんまい 1 オリジナル MAPPA
ラパントラック

※今期アニメでニコ生で流れていない主な作品は、支持率の枠に「未」と書いて表に入れています。『超可動ガール1/6』『女子かう生』『ノブナガ先生の幼な妻』は3作品連続放送

 支持率90.5%でトップとなったのは『鬼滅の刃』。

 大正時代を舞台に、家族を殺した“鬼”、そして“鬼”と化した妹を人間に戻す方法を主人公が探していく和風ダークファンタジー。『週刊少年ジャンプ』の新作アニメが1位になるのは珍しいですが、こういう暗めのトーンはジャンプでも異色の作風。

 素晴らしいのは冒頭1分を見ただけでも分かる映像表現。

 主人公が妹を背負い、雪山を歩いていくだけのシーンなのに、臨場感があり、降りつける雪の冷たさも感じられるようなものとなっています。映像を彩るのは梶浦由記さんの音楽で、ダークファンタジーの雰囲気を盛り上げてくれます。

 絶対的な自信からか、テレビ版1~5話で構成される特別上映版を本放送前に劇場公開した今作。脱税報道で揺れる制作会社のufotableですが、経営はさておき、制作能力は確かなものだと感じさせてくれました。

大ヒット劇場版「Fate」の人気アニメ会社に脱税疑惑 東京国税局がガサ入れ(週刊文春オンライン)

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 支持率90.2%の『世話やきキツネの仙狐さん』は、ブラック企業に疲弊する主人公と、そのもとに送り込まれてきたキツネの女神さまとのほのぼのしたやりとりを描いた癒やし系ストーリー。

 ED後に「スーパー仙狐タイム」というコーナーがあり、女の子と一緒に生活するVRゲームのような雰囲気で、主人公視点で仙狐さんとのコミュニケーション(?)を楽しめる仕掛けも。

 ここ数年、ごちうさ難民キャンプ枠とでもいうような、現実に疲れた社畜の方々を癒やすアニメが増えているのですが、このアニメはコーナーとしても、そのニーズにこたえようとする意志を感じます。

 この系統は一話完結型でストーリーを把握する必要がないのも、時間のない社畜に優しいところ。豊洲のIT企業で働いている設定の主人公の目に映る風景から現実を思い出し、心を痛める人も少なくないかもしれません。

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 若い人からの人気がありそうなのが、支持率80.9%の『ひとりぼっちの○○生活』。

 主人公は中学1年生の女の子、一里(ひとり)ぼっち(すごい名前だ・・・)。引っ込み思案な性格ながらも、頑張って友達の輪を広げていく話で、ちょうど新学期で同じような悩みを持っている学生には共感するところがあるでしょう。

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 一方、1990年代の名作ノベルゲームのアニメ化で注目を集めた『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は、支持率62.6%とやや低調なスタート。

 めちゃめちゃ丁寧に制作されているのですが、とても丁寧に作られているがゆえに、視聴者にとって今の時代の物語として、共感されにくくなっているのではないかと感じたりしました。

 数十年前の学生時代に原作に接していた世代が大きくなり、アニメ制作に関わるようになったためか、最近、昔の作品のリメイク的なアニメが増えています。しかし、大成功した例はあまり聞きません。

 「昔の男女入れ替わり作品の二番煎じだ」と言われた『君の名は。』がそれでもヒットしたように、ヒット作をそのまま現代に持ってくるのではなく、エッセンスは大事にしながらも現代風にアレンジしたオリジナル作品に挑まないと大ヒットは厳しい気がしています。

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