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基地移設反対派が市長に当選した名護市のWebサイトが美しすぎる

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設の是非が争点となった沖縄県名護市長選挙。1月19日の投開票の結果、米軍普天間飛行場の移設に反対する現職の稲嶺進さんが賛成派の末松文信さんを破って、当選しました。

 靖国参拝でギクシャクした日米関係を好転させたい安倍政権にとっては、厳しい結果ですね。ある意味、東京都知事選挙より重要だったこの戦いを落としたことは、今後の政権運営にも影響してくるでしょう。

 →「【電子号外】稲嶺氏が再選 名護市長選」(沖縄タイムス+プラス)

 →「仲井真知事「もう承認した どうこうできない」」(NHKニュース)

 そんな名護市長選挙を調べていて、面白いものを見つけました。それは名護市のWebサイト。名護市を検索して、「http://www.city.nago.okinawa.jp/」のアドレスにアクセスしたら、次のようなページが現れたのです(注:音が出ます)。

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 「ようこそ あけみおのまち名護市へ」というキャッチフレーズの“あけみお”とは、「夜明けの美しい静かな入り江の青々とした水の流れ。海のかなたのニライカナイから人々に豊穣をもたらす流れであり、海の外へと広がり行く水の流れでもあります。人々の幸せを願い、可能性に向かって突きすすむ名護市の進取の精神を表した言葉」(同サイトより)。

 つまり、この画像の風景が“あけみお”にあたるわけです。ゆったりとした波音も癒やされますね。

 ほかの自治体のページを全部見ているわけではないですが、このパターンの行政のページを目にしたのは僕は初めて。名護市ではどうやら2009年から、このデザインを採用しているようです。

 今回当選した現職の稲嶺さんは、選挙戦で基地移設に頼らない街づくりを訴えていました。このWebサイトからは、名護市の魅力を前面にアピールして何とか観光振興につなげたいという心意気を感じましたね。……まあ、このページのリンク先にある、市役所や観光協会のページは普通の作りではあるんですけど。