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新幹線党にコーラ党……54党乱立の豪選挙は社会問題を浮き立たせている

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 9月7日に行われるオーストラリアの国会議員選挙。8月半ばの公示に合わせて、朝日新聞が「新幹線党や海賊党、コーラ党…豪選挙に過去最多54党」という記事を公開していました。日本でもスマイル党や議員を半減させる会など、ユニークな名前の泡沫政党がありますが、どの国でも変わらないんだなということが分かります。

 そこで、せっかくなのでオーストラリアの選挙に立候補した全54党の名前を、無理やり日本語訳してみることにしました。参考にしたのはオーストラリア選挙管理委員会のサイトです。

 まずは国会にいくつかの議席を持つまとも(?)な政党から。自由党や労働党など、よくあるパターンの名前が多いですね。

 

Australian Labor Party(オーストラリア労働党)

Liberal Party of Australia(オーストラリア自由党)

Liberal National Party of Queensland(クイーンズランド自由国民党)

National Party of Australia(オーストラリア国民党)

Australian Greens(オーストラリア緑の党)

Katter's Australian Party(カッターのオーストラリア党)

Democratic Labour Party(民主労働党)

 

 そして、それ以外の泡沫政党が↓。中には国会に議席を持っている政党もあります。

 

Animal Justice Party(動物正義党)

Australia First Party Incorporated(オーストラリア第一党)

Australian Christians(オーストラリアキリスト教徒党)

Australian Democrats(オーストラリア民主党)

Australian First Nations Political Party(オーストラリア先住民の政党)

Australian Fishing and Lifestyle Party(オーストラリア釣りと生活党)

Australian Independents(オーストラリア無所属派)

Australian Motoring Enthusiast Party(オーストラリア自動車愛好者党)

Australian Protectionist Party(オーストラリア保護貿易者党)

Australian Sex Party(オーストラリアセックス党)

Australian Sovereignty Party(オーストラリア主権党)

Australian Sports Party(オーストラリアスポーツ党)

Australian Stable Population Party(オーストラリア安定人口党)

Australian Voice Party(オーストラリアの声)

Bank Reform Party(銀行改革党)

Building Australia Party(オーストラリアの党を作ろう)

Bullet Train for Australia(オーストラリアに新幹線を党)

Carers Alliance(介護者同盟)

Christian Democratic Party(キリスト教民主党)

Citizens Electoral Council of Australia(オーストラリア市民選挙委員会)

Coke in the Bubblers Party(水飲み場にコーラを党)

Country Alliance(地方同盟)

Country Liberals(地方自由党)

Drug Law Reform Australia(オーストラリアドラッグ法改革党)

Family First Party(家族を第一に党)

Future Party(未来党)

Help End Marijuana Prohibition Party(マリファナ禁止を終わらせよう党)

Katter's Australian Party(カッターのオーストラリア党)

Liberal Democratic Party(自由民主党)

Nick Xenophon Group(ニック・ゼノフォングループ)

No Carbon Tax Climate Sceptics(地球温暖化を懐疑し、炭素税に反対する党)

Non-Custodial Parents Party(非親権者党)

One Nation(ひとつの国)

Outdoor Recreation Party(野外レクリエーション党)

Palmer United Party(パルマー連合党)

Pirate Party Australia(海賊党)

Republican Party of Australia(オーストラリア共和党)

Rise Up Australia Party(立ち上がれオーストラリア)

Secular Party of Australia(オーストラリア世俗党)

Senator Online(ネット投票党)

Shooters and Fishers Party(狩猟者と猟師の党)

Smokers Rights Party(喫煙者の権利党)

Socialist Alliance(社会主義同盟)

Socialist Equality Party(社会主義均等党)

Stop CSG Party(コールシームガスをやめよう党)

The 23 Million(2300万)←オーストラリアの人口に由来

The Wikileaks Party(ウィキリークス党)

Uniting Australia Party(オーストラリア連合党)

Voluntary Euthanasia Party(自発的な安楽死党)

 

 一覧からは、朝日新聞の指摘のようにネタのような政党名も目立ちます。

 しかし、「オーストラリア保護貿易者党」「オーストラリア先住民の政党」「マリファナ禁止を終わらせよう党」「地球温暖化を懐疑し、炭素税に反対する党」「コールシームガスをやめよう党」「オーストラリア安定人口党」「銀行改革党」といった政党名を見ると、オーストラリアが抱える社会問題を浮き立たせているようにも思えます。票に結びつくような言葉を政党名に採用しているわけなので、当たり前ではあるのですが。

 日本の新興政党と似たような名前の政党もありますね。例えば、「Rise Up Australia Party(立ち上がれオーストラリア)」は「たちあがれ日本」を思わせます。この系統で一番成功したのはイタリアの「フォルツァ・イタリア(がんばれイタリア)」でしょうが。また、「Family First Party(家族を第一に党)」も「国民の生活が第一」を想起させます。

 日本は供託金が高いためになかなか国政で泡沫政党は見かけないのですが、もし供託金が撤廃されたらどうなるか興味深いところです。少なくともポピュリズムに訴えられるような「原発反対党」「ブラック企業追放党」のような政党は生まれるのではないでしょうか。