先日、Z会と新海誠監督がコラボして生まれたアニメCM『クロスロード』が放送されました。その時に舞台設定などについていろいろ分析したら、意外と反響があって、新海さんのスタッフのTwitterでも紹介されたりして、驚きました。
→東大受験!? Z会×新海誠のアニメCM『クロスロード』のこだわりをチェックしてみた
ただ、いくつか僕がブログで書いた推測とは違っていたことがあって、その1つが冒頭で主人公の男の子が歩いている場所(次画像)。
僕はJR総武線が走っていて、線路がいくつも並んでいることからJR新宿駅と推測したのですが、「三鷹電車区じゃないですか」というコメントをいただいたのです。三鷹電車区で画像検索をしてみると、確かに似たような風景の画像がたくさん出てきました。
せっかくなので、それほど遠くはないということで、三鷹まで行ってみました。JR三鷹駅はJR秋葉原駅から総武線に乗って30分ほど、片道運賃は380円。
三鷹といえば、三鷹の森ジブリ美術館があるところで、駅前からは直通バスが出ています。スタジオジブリの本社も2駅西の東小金井駅近くにあります。
新海さんは昔、立川市の日本ファルコムに勤めていましたし、作品で新宿付近がよく舞台になっていることもあるので、新海さん自身もこのあたりで仕事しているのではないでしょうか。
三鷹駅から西に数分歩くと、陸橋に続く階段が現れます。ここをのぼると三鷹電車区が見渡せます。
階段脇の看板には、太宰治ゆかりの場所と書いてあります。
こちらが陸橋から見えた景色。確かに冒頭で示したアニメのシーンとよく似ています。柵を取り除いたら、ちょうどいい感じになりそう。
陸橋を地上から見上げると、こうなります。
陸橋は人気スポットとなっているようで、子ども連れがたくさん。階段の下にいくつかの自転車が停めてあったことからすると、地元の人たちのようです。
都内でも珍しい場所なので、新海さんが作品で使いたいと思った気持ちも分かります。もしかすると、ほかのアニメでも使われているかもしれません。
1つのアニメをきっかけに、こういう場所を知ることができて僕もうれしいですね。