アメリカを始めとする各国が対応を呼びかけている武装組織「イスラム国」。一方で、イスラム国の思想に賛同する欧米人が組織に加わる例も少なくありません。
そんな中、飛び込んできたのが、イスラム国に戦闘目的で加わるために、シリアへの渡航を企てた日本人が事情聴取を受けたとのニュース。
→イスラム国で戦闘参加企て=北大生聴取、関係先捜索-私戦予備および陰謀容疑(時事ドットコム)
事情聴取を受けているのは、北海道大学を休学中の学生(なぜか26歳)なのですが、ニュースで一番気になったのは次の一節。
北大生は東京・秋葉原にある古書店に張り出されていたシリアへの渡航を呼び掛ける広告を見て、応募したという
僕は秋葉原は結構ぶらついている自信があるのですが、そんな広告は見たことがありません。そもそも古書店自体もBOOK OFFくらいしか知らないですし。
ただ、せっかく近い場所なのでどんなところに広告があったのか野次馬するため、秋葉原を捜索してみることにしました。
古書店の捜索が難航するかと思えば、報道陣と警察が集まっている場所があったので、すぐに発見。PC遠隔操作事件の時もそうですが、とりあえずそれっぽい地域に行けば、詳しい場所はマスコミが示してくれるようです。
報道陣と警察が集まっていたのは、JR秋葉原駅の南にあるニュー秋葉原センター。古書店は星雲堂という名前で、WebサイトもTwitterもあります。
Webサイトのトップページには「秋葉の怪しい古書店」と、人を食ったような表記。2014年4月1日に開店したばかりの新しい店です。
ニュー秋葉原センターは通路が狭いこともあり、テレビ局の人たちは入る順番を決めていたのですが、僕は関係ないので、ずかずかと中に入っていくことに。
星雲堂があるのは、一番奥。
開店時間は11時30分なのですが、時間を過ぎてもシャッターを開ける様子はなし。Twitterによると、臨時休業にしたようです。
本日は臨時休業とさせていただきます
— 星雲堂@秋葉PX (@seiundo) 2014, 10月 7
入り口のドアには謎の張り紙。冷えた飲み物を50円で提供しているようですが、怪しすぎて絶対飲みたくない雰囲気。淫夢動画を使っているあたり、それなりにネット世界に漬かっている住人が経営しているようです。
ちなみにニュー秋葉原センターには、イスラム法で合法なハラル食品を扱うスパイシーフードネットワークという店もあります。この店も今日は閉店していたのですが、もしかすると事件と関係しているのかもしれません。
もし星雲堂がまた開店するようなことがあれば、ちょっと様子を見に行こうと思います。