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日本よ、これがクソリプだ――輝け! 第1回トランプ大統領クソリプ選手権 日米首脳会談編

ビジネス

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 かつて、誰かがつぶやいたそうです。

 「クソリプを探すならトランプ(@realDonaldTrump)のツイートを見ろ。日本語のクソリプを探すならはじめしゃちょー(@hajimesyacho)のツイートを見ろ」と……。

 最近、RTやいいねに加えて、リプライの数も表示されるようになったTwitter。2400万以上のフォロワーを抱える米国のドナルド・トランプ大統領は、「一言、言ってやりたい」と思わせるキャラもあって、リプライ数が1万を超えることも珍しくありません。

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 これがどれだけ大変なことかというと、電撃的な芸能界引退&幸福の科学への出家で大きな話題になった千眼美子こと清水富美加さん(@sengen777)でさえ、数千のリプライに留まっていることから理解できるでしょう。

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 とはいえ、トランプ大統領本人はほぼ間違いなくリプライを読んでいないはず。しかしリプライ欄はまとめサイトのコメント欄のように大喜利になったり、代理戦争が行われたりして、野次馬的にはエンタメ要素の高いコンテンツとなっているのです。

 同じくリプライの多いはじめしゃちょーは若年層のフォロワーが中心なのでコメントの幅が限られているのですが、トランプ大統領のフォロワー(ウォッチャー?)は年齢層が高く、テクニックもあるので、多種多様なリプライを発見できます。

 この週末、安倍晋三首相と長い時間を過ごしたトランプ大統領。日米首脳会談に関するツイートを何度もしていたのですが、その裏でどんなクソリプが飛び交っていたのか見ていきましょう。

(1)笑顔の顔合わせ編

 まずは大統領専用機の中で、安倍晋三首相と笑顔で映った写真のツイート。15万いいねもついているので、きっとリプライ欄には日本についてのツイートが並んでいる……はず……!

  「おい、トランプ。ロシアの操り人形をいつクビにするんだ!」

注:ロシアの操り人形……ロシアとの深い関係が取りざたされているマイケル・フリン国家安全保障問題担当大統領補佐官のこと。

 日本関係ねえ。ほかのリプライも見てみましょう。

 「へい、トランプ! お前のために作ってやったぜ」と、ありがちなクソコラなのですが、2000以上のいいねを集めているのが恐ろしいところです。

 日本でも話題になった、握手の後に安倍首相が変な顔をする動画もリプライされていますが、いいねの数は負けていますね。

 細かいニュアンスが分かるとより面白くて、例えばロシアのツイートの「MakeRussiaGreatAgain」はトランプ大統領の選挙スローガン「Make America Great Again(アメリカを再び偉大にしよう)」をもじったもの。

 「fire(クビにする)」は、かつてトランプ大統領が出演していたビジネスリアリティショー『アプレンティス』での決めゼリフ「You're fired!(お前はクビだ!)」を意識したものでしょう。

(2)安倍首相夫妻を別荘に招いたよ編

 日米首脳会談を終え、安倍首相夫妻をフロリダ州の別荘に招いたトランプ大統領。「すばらしいカップルだ!」と褒めてくれているのですが……。

 「へい、トランプ! 日本語の敬称を教えてやるよ。日本語だと“Mr.”や“Mrs.”は“san”って表現するんだぜ。お前が人類レベルの行動様式さえ身につけるのが難しいことは知ってるけどさ、少なくとも外交の場ぐらいはちゃんとしろよ」

 すると、このクソリプにマジレスが。

 「あなたが米国にどういう貢献をしているか聞いていいかしら?」

 「俺は編集者だ。君は“may”と書くべきところを“my”と書き間違ってるんじゃないかな」

 マジレスにさらにクソリプで答えています。ちなみにこのAlex Zalbenさん、本当にテレビ誌の編集者のようで、1万3000人のフォロワーを抱える認証済みアカウント。

 日本だと即席で作った卵アイコンが有名人に突撃するシーンをよく見かけるのですが、フォロワーが1万人を超える認証済みアカウントの突撃も珍しくないのが、ここの特徴です。

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(3)ゴルフでハイタッチ編

  安倍首相とゴルフコースを回ってご満悦の写真。しかし、そこに忍び寄るクソリプが!

 「お前、昔、オバマがゴルフやってた時、文句言ってたじゃねーか!」

 なお、David G. McAfeeさんも認証済みアカウント。

 こうしたブーメラン発言は日本の政界でもよく見られますね。過去ツイートのスクリーンショットが貼られるのも同じです。これはクソリプじゃないかもしれません。

(4)さよなら安倍首相編

  「建設的な対話を終えて、安倍首相は日本に帰った」と報告。最後の“L”は敬礼か手を振っていることを意味する絵文字と思われるのですが、ここに目をつけるツイッタラーが。

 「“L”は“LOSER(負け犬)”の“L”ということですよね」

 この動画は自分で作ったのか、それともどこかで拾ってきたのか。いずれにしても、もとのツイートからわずか10分強で用意する意識の高さは見習いたいところです。

 その後、遅れてリプライした安倍首相のツイートも話題に。

 Twitterのリプライ欄は反応が大きいものほど上になり、またリプライを消すことはできません。そのため、もとのツイートに対する生の感情が投影される場となります。最近は日米ともにメディアの党派性が強まっていて、生の感情が見えにくくなっているので、ここを一次情報として米国民の意識を探ってみるのもいいのでは(変な人も来やすいので、ノイズにもなりますが)。

 筆者はトランプ大統領のすべてのツイートを日本語訳したものをブログにまとめています。さらに単に訳すだけではなく、解説や関連ニュースなども加えて背景を分かりやすくしているので、米国政治に関心のある方はブックマークや読者登録などしていただければ! 誤訳も指摘していただけると助かります。

 →ドナルド・トランプ大統領ツイート日本語訳&解説ブログ

 では、第2回クソリプ選手権をお楽しみに!