2005年にAKIBAヨドバシカメラ、2006年に秋葉原UDX、2010年にアトレ秋葉原と、着々と再開発が進んでいる秋葉原界隈。2013年になってからも、4月にWATERRASが開業しました。
そんな秋葉原駅近くの万世橋高架橋に9月14日、新たに誕生したのが商業施設「mAAch ecute(マーチエキュート)神田万世橋」です。JR東日本ステーションリテイリングが手がけた施設で、旧万世橋駅ホームや階段遺構と一体化した設計が独特の魅力をかもし出しています。
開業から1カ月、少し出遅れてしまったのですが、訪問してきたので、写真を紹介してみます。
まずは外からの写真。橋のアーチがうまくデザインに生かされていますね。
入り口にはカフェ。JRが関わった施設とあって、支払いにはSUICAも使えるとか。
神田川と施設の間にちょっとしたスペースを設けて、川を見ながら歩けるようにしています。
施設内には、ショップスペースが一定区域ごとに続きます。ドアがなくして遠くまで見通せるようにしているので開放感があります。ショップではデザインに凝った商品が並んでいて、ギャラリーのようですね。
アーティストの映像作品も流されています。
一定時間ごとに万世橋の歴史を伝える映像も壁に映されるとか。
2階への階段は旧万世橋駅のものがそのまま使われています。
2階にもカフェ。隣を中央線が通るので眺めもよさそう。近くの肉の万世ビルからの眺めが鉄道ファンの人気スポットとして知られていますが、新たな人気スポットとなりそうです。
万世橋駅の標識も再現する憎い演出。
プラットフォームの遺構も。
秋葉原周辺の再開発には、ただ建物を増やしているのではないという哲学を感じますね。秋葉原はかつての電気街という姿ではなくなりつつあるのですが、確実に大きな新しいステージへと変化している感じがします。