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王手できる手が常に1つだけという条件で、最長手数の詰将棋を考えてみた

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 将棋である局面を設定し、王手の連続で相手の王様を追い詰めていく詰将棋。将棋の終盤力を磨けるだけでなく、パズルとしても楽しめるということで新聞などでも、よく取り上げられています。

 しかし、そんな詰将棋を見ていて、時々思うことが。初心者にとっては難しすぎるのではないか、と。

 十手を超えるような問題で、かつ王手できる手の選択肢が多い詰将棋だと、初心者は諦めてしまうのではないでしょうか。詰将棋を解く際には、「王手の候補手を探す」「変化を検討する」の2つの作業が要求されるわけですが、初心者にその両方を求めるのは厳しいのではないかと。

 そこで考えたのが、王手できる手が常に1つしかない詰将棋。これなら王手できる手を探せればOKで、変化を検討する必要はありません。

 それでいて長手数の問題なら、ゲームで強いボスを倒せたみたいな気持ちになれて、モチベーションがアップするのではないか、と。自転車で補助輪がついていたとしても、長い距離を走れたら嬉しいですよね。

 というわけで、「成・不成判断も含めて、攻方が王手できる手が常に1つしかない(玉方が最長手順になるように逃げる時、としてもいいかも)」という条件で、できるだけ長い詰将棋を考えたのが↓の二十一手詰(画像はShogipicで作成)。

 答えは1七金・1五玉・1六金・1四玉・1五金・2三玉・1四金・3四玉・3五歩・4四玉・4五歩・5四玉・5五歩・6四玉・6五歩・7四玉・7五歩・8四玉・8五歩・9三玉・8二龍までの二十一手詰。

 これ、作ってみると分かるのですが、選択肢を消すのがとても面倒です。龍で7三の歩をとって王手する手順を消すために7二に銀を配置したり、1八の金を左に動かして香で王手する手順を消すために2四~2八に駒を配置したりしています。もしかすると見落としがあって、選択肢を消しきれていないかもしれません。

 左上のところをもう少し工夫すればもう二手くらい伸ばせそうですが、僕にはこれが限界でした。とはいえ、二十手を超える問題なので、初心者にとっては解けると、大きな喜びが得られるのでは。

 詰将棋作家の方なら、もっと手数が長くて、美しい問題が作れるのではないかと思います。趣味が詰将棋の藤井聡太四段(そろそろ五段)にも、お時間ができたら、ぜひ「王手できる手が常に1つだけの最長手数の詰将棋」を考えていただけたら嬉しいですね。

追記:「一本道詰将棋」という名前で検討されていて、現在、55手詰めが最長手数とのこと。