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12月結成の新党は必ず失敗するのか?

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 野党連合のあり方をめぐって12月9日、みんなの党が分裂しました。

 →「渡辺代表「新党は大義なく必ず失敗」」(NHKニュース)

 →「14人が離党届 みんなの党 分裂へ」(NHKニュース

 →「みんな、離党届13人の会派離脱認めない方針」(YOMIURI ONLINE)

 この時期の新党設立について、みんなの党の渡辺喜美党首は次のように批判しています。

 「11月とか12月にできた政党は、ほとんどなくなっています。なぜか。まさしくお金目当てだからですよ。(1月1日時点で)国会議員が5人以上いれば政党になり、(政党助成金が)大体、1人頭2000万円がもらえる。12月にできた新党は必ず失敗する。大義がなければ政治の世界では国民から見放される」(みんなの党、罵りあい分裂 渡辺氏痛烈批判「12月新党結成は金目当て」 - ZAKZAK

 政党助成金目当ての政党は必ず失敗するということですが、実際はどうなっているのか。調べてみることにしました。

 まず、政党助成金とは政党の活動資金として交付される資金のこと。1995年に政党助成法が施行されたことで始まった制度です。政党交付金制度において、政党交付金の算定の基準日は1月1日のため、年末になると駆け込みのような形で新党騒動が持ち上がりやすくなるわけです。

 というわけで、政党助成法が施行された1995年以降に国会議員が所属したことのある新政党の設立日を見てみましょう。

 

▼現在、国会に議席を持つ政党

社会民主党 1996年1月19日 日本社会党が改称して発足

民主党 1996年9月29日 旧民主党・民政党・新党友愛・民主改革連合が合流して結成

新党改革 2008年8月28日 民主党や自民党の離党者を中心に設立

みんなの党 2009年8月8日 政治団体「国民運動体 日本の夜明け」を前身として設立

新党大地 2011年12月28日 地域政党の『新党大地』を母体として設立

みどりの風 2012年7月17日(参院会派成立)、11月15日(党成立)、12月28日(再政党化)

日本維新の会  2012年9月28日 地域政党「大阪維新の会」を母体に設立

生活の党 2012年12月27日 日本未来の党を改称する形で発足

 

▼現在、国会に議席を持たない政党

新進党 1994年12月10日 非自民・非共産勢力の連立

太陽党 1996年12月26日 新進党離党者が結成

フロム・ファイブ 1997年12月26日 新進党離党者が結成

黎明クラブ 1998年1月4日(手続上は1998年1月1日) 新進党解散により結党

国民の声 1998年1月4日(手続上は1998年1月1日) 新進党解散により結党

新党平和 1998年1月4日(手続上は1998年1月1日) 新進党解散により結党

新党友愛 1998年1月5日(手続上は1998年1月1日) 新進党解散により結党

自由党 1998年1月6日(手続上は1998年1月1日) 新進党解散により結党

改革クラブ 1998年1月12日(手続上は1998年1月1日) 新進党解散により結党

民政党 1998年1月23日 太陽党、国民の声、フロム・ファイブの3党が合併

保守党 2000年4月3日 自民党から分裂

保守新党 2002年12月25日 比例代表選出の議員を加えるための看板替え

国民新党 2005年8月17日 郵政選挙をきっかけに自民党離党者が結成

新党日本 2005年8月21日 郵政民営化法案の反対者を中心に結成

幸福実現党 2009年5月23日 宗教法人・幸福の科学を母体として結成

たちあがれ日本 2010年4月10日 自民党離党者が結成

減税日本 2010年4月26日 地域政党として成立

新党きづな 2011年12月30日 民主党離党者が結成

国民の生活が第一 2012年7月11日 民主党離党者が結成

日本未来の党 2012年11月27日 滋賀県知事の嘉田由紀子が結成

 

 現在、国会に議席を持つ政党で11~12月に設立した政党は、新党大地と生活の党の2つ。国会議員数は生活の党が9人、新党大地が1人といずれも小政党で、かつ斜陽の政党でもあります。

 現在、国会に議席を持たない政党では、該当する20政党のうち実に12政党が11月~1月1日に設立されています。それ以外の時期に設立された政党では、保守党、たちあがれ日本、減税日本、幸福実現党、国民の生活が第一のように、そのポリシーはどうあれ、ある程度の存在感を持った政党が多いですね。

 さらなる野党再編が起こることは間違いないでしょうが、江田新党が過去の例にならってしまうのかどうか、注目されるところです。