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クックパッドの2016年株主総会前に状況を整理してみた

株主総会

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 昨今、話題になっているクックパッド経営陣の支配権争い。今日、クックパッドの株主総会に参加するのですが、その前に状況を簡単にまとめてみることにします。

 経営陣の対立が明らかになったのは1月19日のリリース。創業者である佐野陽光氏から株主総会での取締役変更の株主提案があります。それは現在の社長である穐田誉輝氏を外す内容。本業に集中したい佐野さんと、さまざまな分野に拡大したい穐田さんとの間で対立があるようです。

 普通、株主提案は通らないものなのですが、佐野さんは40%以上の株式を保有する大株主なので、状況が異なってきます。

 →株主提案権の行使に係る書面の受領に関するお知らせ(1月19日)

 その影響力の大きさにマズイと思ったのか、2月5日に取締役選任議案の一本化で合意。

 →取締役選任議案に関する基本的合意について(2月5日)

 翌週、その内容が発表され、取締役選任議案が公開されます。

 →当社第12回定時株主総会における取締役選任議案の決定及び株主提案の取り下げに対する同意に関するお知らせ(2月12日)

 →株主提案の取り下げに関する書面の受領に関するお知らせ(2月12日)

 3月になって発想された株主総会召集通知。そこでは監査役の岩倉正和さんが補足意見を書いて、今回の対立の背景を解説しています。

 →株主総会召集通知の監査報告書

 →コーポレートガバナンス・コードとクックパッド社監査報告書の「両成敗でいいじゃない」

 火種は消えたかと思ったのですが、株主総会の直前になって佐野さんの執行役解任が発表されます。はっきりとした理由は分からないのですが、もの言う監査役を示すために、見せしめ的な意味で岩倉さん主導(?)で解任を決議したような気がします。

 →執行役の解任に関するお知らせ(3月22日)

▼株主総会の注目点

 今日の株主総会の注目点は、取締役選任議案について修正動議が出るかどうか。佐野さんの執行役解任が単なる監査役による見せしめなら何事もなく終わるはずですが、そうでないなら、佐野さんが修正動議を出して以前の案の候補を再提案する可能性があるのです。

 ちなみに候補となる取締役は以下の通り。例えば、合意案にはない古川享さんが会場にいたら修正動議がありうるということですね。

名前現取締役佐野案合意案
穐田誉輝  
佐野陽光
新宅正明  
岩倉正和    
西村淸彦  
熊坂賢次    
山田啓之    
岩田林平  
葉玉匡美    
古川享    
出口恭子  
北川徹  
柳澤大輔  
藤井宏一郎  

 株主総会の様子は僕のTwitter(@micusuzu)で中継する予定なので、よろしければのぞいていただければ。総会が長引いて、ノートPCのバッテリーがなくなったら書き込めなくなるのでご容赦を。「#クックパッド総会」のハッシュタグでまとめています。

 あ、ちなみにクックパッドの業績自体は絶好調です。

追記:株主総会は何事もなくすべての議案が可決されて終了。ただ、総会後の取締役会で代表執行役(社長)が穐田さんから岩田さんに代わったのがサプライズですね。

 →クックパッド総会、佐野氏側が取締役過半 社長に岩田氏(日本経済新聞)

 株主総会の内容はこちらでまとめました。

 →クックパッド株式会社 2016年株主総会の内容まとめ