近年、アニメによる町おこしが話題になっています。「らき☆すた」の舞台となった埼玉県久喜市(旧鷲宮町)を筆頭に全国各地で行われていますが、成功しているものもあれば、失敗しているものもあるようです。
→アニメで町おこしに失敗した町一覧wwwwww(わんこーる速報!)
そんな特定のアニメをテーマとした試みと違った形の町おこしを行っているのが阿佐ヶ谷アニメストリート。
阿佐ヶ谷のある東京都杉並区は、多くのアニメ制作会社がある地域。サンライズやシャフトが代表的な会社ですね。そこで、アニメの作り手とアニメファンが交流する場所として、阿佐ヶ谷アニメストリートが作られたのです。
スタートしたのは3月29日と3カ月以上前になるのですが、どんな様子なのか見に行ってきました。
阿佐ヶ谷アニメストリートはJR阿佐ヶ谷駅から東に300メートルほど進んだところにあります。JR中央本線の高架下スペースを利用しています。
入り口には全体図があります。100メートルほどの距離の間に16の店舗が並んでいて、奥の方にはイベントスペースもあるようです。
金田一少年の事件簿や攻殻機動隊とのコラボも行われていました。
それぞれの店舗には、かなりの特色があります。入り口近くにあるGoFa LABOはカフェであると同時に、原画展なども行うスペースになっています。
GameLife阿佐ヶ谷も似たようなところで、カフェはありませんがイナズマイレブンのイラスト展が行われていました。日によってはトークショーもあるようです。今後のイベントとしてアトリエシリーズのアートギャラリーも予定されていたのが、個人的に気になりました。
COSMENIAはその名の通り、コスプレ衣装・ウィッグのレンタル・販売を行っています。コスプレ撮影もできるとか。
コスプレ関係では、男装コスプレの専門ブランドというCopinもあります。ダンガンロンパとコラボしていて、店内にはぬいぐるみが置いてありました。
ひたすらガチャガチャを並べているのは阿佐ヶ谷駐屯地。
GameLife OUTPUTは地域キャラクターの東北ずん子グッズを販売しています。
そのほかにもマッドハウスが専門店を出していたり、かぶりものアイドルの桃知みなみさんのスペースがあったりとなかなかカオスな空間。
いろんなお店があって、それなりに面白いと思ったのですが、気になったのは人通りが少ないこと。駅から離れているのが恐らく致命的で、同様のコンセプトで同じような人入りとなっている秋葉原~御徒町高架下の2k540と似たような雰囲気を感じました。
JR阿佐ヶ谷駅から阿佐ヶ谷アニメストリートに着くまでに、ゴールド街というところを通り抜けるのですが、ここがシャッター街なんですよね。せめてこの場所に阿佐ヶ谷アニメストリートを作れていたら状況も変わっていたのではないかと思ったりしました。