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すき家の牛丼値下げは投資家の痛みで実現された

ビジネス

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 消費増税で値上げする企業が相次ぐ中、逆に主力商品の牛丼並盛の価格を、4月1日から280円から270円へと値下げすることを表明したすき家。インフレ圧力がかかる中でのこの決断には、各所から驚きの声が聞こえてきます。

 →すき家、牛丼並盛り10円値下げ 増税後の4月1日(日本経済新聞)

 →すき家、牛丼を280円→270円に値下げ 消費増税に対応(痛いニュース(ノ∀`) : )

 ただ、すき家の月次売上推移を見ると、ここで攻勢に出るのは当然の選択のように思えます。なぜなら、この1年間、ほぼ一貫して客数が減少しているからです。高級志向やライバル吉野家の牛すき鍋膳に押されていることから、何らかの手を打つ必要が迫られていたのです。

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 しかし、すき家の親会社であるゼンショーの2014年3月期の決算予想を見ると、売上4544億円に対して、純利益はわずか5億円。ここで値下げするとは勝負師だなーと思っていたら、2月25日にこんなリリースを出していました。

 →新株式発行及び株式の売出しに関するお知らせ(ゼンショーホールディングス)

 増資によって、一番不利益をこうむるのは既存投資家。当然、発表翌日のゼンショーホールディングスの株価は10%近く下落しました。

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 投資家に痛みを強いて、再度、価格競争を挑む形となったすき家。それがインフレ時代においては正しい選択なのか。それはこれからの業績で示されることでしょう。