2月10日に発売された『アクセル・ワールド (16) ―白雪姫の微睡―』(電撃文庫)。長かったISSキット編もようやく終わったなあと思いつつ、巻末の広告を見たら、何と川原礫さんの新作『絶対ナル孤独』(仮題)スタートが予告されていました。
『絶対ナル孤独』は『ソードアート・オンライン(SAO)』と同じく、もともとウェブ小説として発表していたもの。文庫版発刊とともにネットから削除されていったソードアート・オンライン(と違い、まだ発刊されていないので、川原礫(ハンドルネーム:九里史生)さんのサイトで公開されています。
→絶対ナル孤独 ABSOLUTE SOLITUDE(WordGear)
少し読んだところでは、オンラインゲームをテーマにしていた『ソードアート・オンライン』『アクセル・ワールド』と違い、宇宙を舞台にした正統派SFのように感じます。
『絶対ナル孤独』の執筆期間は2004年11月23日から2009年7月20日まで。プロデビュー作『ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド』の発売日が2009年4月10日なので、電撃大賞を受賞して、プロになってからも投稿していたようです。
『絶対ナル孤独』はもともとSAOと並行してHPで連載していた小説ですが、商業デビュー後は完全に更新が停止してしまっていました。このタイミングで文庫として刊行させて頂く運びとなった最大の理由は、「これ以上放置すると続きが書けなくなってしまいそうだから」です。
— 川原礫 (@kunori) 2014, 2月 8
『ソードアート・オンライン』『アクセル・ワールド』と新シリーズを並行して進めるのはさすがに難しいだろうと思ったら、どうやら気合いで同時進行させる様子。『アクセル・ワールド』は主要キャラクターが全員登場して、終わりが見えてきたと思っていたんですけどね。
AWとSAOのどちらかが完結してから…とも思っていたんですが、両作品とも終わる気配がないもので…。もちろん、文庫化にあたっては大幅に加筆修正する予定です。三シリーズ(SAOとPを分ければ4シリーズ…?)同時進行となりますが、何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます!
— 川原礫 (@kunori) 2014, 2月 8
『ソードアート・オンライン』と違って、『絶対ナル孤独』は文庫版刊行以後もWeb版を削除しないようですが、時間のある時にでも読んでみる予定です。
アクセル・ワールド (16) ―白雪姫の微睡― (電撃文庫)
- 作者: 川原礫,HIMA
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/02/08
- メディア: 文庫
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