“電気街”いうキャッチコピーから、最先端のものがあると想像しがちな秋葉原。確かにヨドバシAkibaやUDXビルなど、ピカピカの建物も多いのですが、中にはそうではない建物もあります。中央通りから1つ外れると、怪しいボロい建物でPCや牛丼を売っている店も少なくありません。
そんな中でも、僕が注目しているのが“ネコ屋敷”と言われる建物。ドン・キホーテの横手、ツクモex.パソコン館の隣にある房州屋ビルがそれに当たります。以前は飲食店が入っていたのですが、撤退したために空き家となり、ネコが住み着いているのです。
結構有名なところなのですが、動画を探してもなかったので撮ってきました。
遠めにも荒れていると分かる外装。UDXビル前の結構良い立地なので、放置されているのがもったいないところ。
自販機の上で寝ていたネコに手を近づけると、牙をむいて威嚇してきます。
さらに手を近付けて手懐けようとしたのですが、体を伸ばし、顔を傾け、半目にしてにらんできます。まるでヤンキーのようなネコです。寝ていたときには分からなかったですが、結構大きな体をしています。
まったく人間を信じていないような目が野良猫らしいです。野生のイリオモテヤマネコとかはこんな感じなんでしょうか。
これだけ敵対的な反応を見せるということは、エサは人間からもらっているわけではなく、自分でゴミ箱などをあさって得ているのかもしれません。最近の秋葉原は飲食店が増えていますし、先日オープンしたローソン外神田三丁目店のようなコンビニもありますからね。
なつかせようとしてもなかなか難しいと思うので、かわいらしいネコと触れ合いたいなら大人しくネコカフェに行くべきでしょう。
調べたら、秋葉原にも「猫カフェ cat cafe nyanny」「猫カフェ~ねこ・JaLaLa」のようなネコカフェが出来ていて驚きました。メイドカフェといい、もはや電気街というくくりだけでは語れません。ちなみにPC遠隔操作事件の片山祐輔被告が訪れていたネコカフェは秋葉原ではなく、浅草にある「浅草ねこ園」だそうです。
後日、同じような時間に改めてネコ屋敷に向かうと、このネコは見当たらず。規則正しい生活をしているわけではなく、気まぐれにそのあたりをうろついているのかもしれません。このネコがどのように生きているのか、ほかにもネコがいるのか気になるので、ちょくちょく様子を見に行こうと思っています。