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日本宝くじ協会に教えたいサマージャンボ売上を爆増させる方法

 この季節になると、よくCMを見るのがサマージャンボ宝くじ。宝くじは期待値が低いため、よく“貧者の税金”とも揶揄されていますが、ネットで買えることもあり、コロナ拡大下での巣ごもり消費で売上を伸ばしているそうです。

 ただ、僕はサマージャンボ、というか宝くじの買い方が「現代風にアップデートされていないのでは?」という問題意識を持っています。

 サマージャンボや年末ジャンボは、よくユーチューバーが買っていて、動画にしているのですが、微妙な結果になることが多いんですよね。

 サマージャンボ(1枚300円)の期待値は約150円。当たりくじだけを抜くイカサマをしないユーチューバーなら、だいたい当選金は期待値に収束しているのです。

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 動画の視聴者が期待するのは天国か地獄。

 上位当選しないのは当たり前なので天国が見られないのは当然とはいえ、下1ケタさえ一致すれば当たる6等(300円)は連番だと絶対に当たってしまうため、完全な地獄にもならないので、エンタメとして弱くなってしまうのです。

 そこで僕には日本宝くじ協会に提案したいことがあります。それは・・・

「下4ケタが同じ数字の宝くじをネットで100枚単位で売る」

 要は「××組△△〇〇〇〇」のうち、〇〇〇〇の数字が固定で、△△の数字が00~99となる100枚を買えるようにするということ。

 こうすると、下位の等級の価値が激変するのです。

 下画像は2020年のサマージャンボ当選結果。

 6等が下1ケタ一致、5等が下2ケタ一致、4等が下4ケタ一致なのですが、下4ケタが同じ数字のくじを100枚(3万円分)買うと、4~6等は1枚当たっているなら全部当たることになります(今年は7等まであるそうです)。

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 具体的には10%で6等全枚当選(300円×100枚=3万円)、1%で5等全枚当選(3000円×100枚=30万円)、0.06%で4等全枚当選(1万円×100枚=100万円)となります。

 100枚購入した時の高額当選確率は1等が0.0001%、2等が0.0002%、3等が0.003%であることと比べると、めちゃめちゃ現実的に起こり得る確率。買いそうなユーチューバーはいっぱいいそうなので、購入金額の10倍が当選金となる5等とかは普通に誰か当たりそうですよね。

 そして、大事なのは外れる時は0円ということ。天国と地獄が明確に分かれるので、エンタメ性がめっちゃ高くなるのです。

 この買い方は現状でも街の宝くじ売り場で、頼めばできなくはないと思うのですが、迷惑ですよね。

 でも、ネットなら、例えば99組をこの買い方ができる宝くじと決めて、「99組△△〇〇〇〇」で、〇〇〇〇の数字を選んでもらって、△△の数字が00~99となる100枚を売るのは簡単なはずです。100枚で3万円という価格も、取り返しがつかないことはないけど、失ったら誰しも痛い金額でありながら、学生でも手の届く金額ということで、ちょうどいいライン。

 ユーチューバーによってはラッキーナンバーとか決めていたりするので、〇〇〇〇の数字の選び方でも個性が出せます。4ケタなので、誕生日を覚えてもらうのにも使えますし(早い者勝ちになりそうですが)。当選発表時も、注目する数字が〇〇〇〇だけだと、視聴者的にも分かりやすいですよね。

 あと視聴者はユーチューバーのリアルタイムのリアクションを見たいはずなので、「悪意のある形でなければ、抽選会の動画は自由に二次使用していい」みたいにアナウンスすると、リアクションと抽選会を並べて見せられるので、面白い動画が生まれやすくなるんじゃないかと思います。

 ぜひ日本宝くじ協会さんには検討していただきたいところです。