こんにちは、すずきです。
12月21日10時から開かれたコロプラの株主総会。主力ゲームは『白猫プロジェクト』『魔法使いと黒猫のウィズ』。2017年末に任天堂から訴訟提起されたことでも話題を集めました。
直近決算説明会資料:決算説明資料
株主総会資料:株主総会招集通知
2017年株主総会:白猫・黒猫の成功体験を引きずったため、他社IPの活用が遅れてしまった――コロプラ 2017年株主総会の内容まとめ
業績は減収減益。来期は新作を6本投入することでブレが大きくなると想定されることから、業績予想は非開示です。
タイトル別に見ると、まだ白猫・黒猫の貢献度が高いですね。
ここ一年の主な動き
2018年1月10日 任天堂、特許権侵害でコロプラを提訴 「白猫プロジェクト」配信停止と44億円の損害賠償を請求(ねとらぼ)
1月22日 スマホゲーム『アリス・ギア・アイギス』サービス開始
7月14日 Nintendo Switch版『Shironeko New Project(仮)』発表
8月9日 女性向けスマホゲーム『DREAM!ing』サービス開始
10月17日 スマホゲーム『バクレツモンスター』サービス開始
11月27日 スマホRPG『Project Babel』発表
11月28日 スマホゲーム『PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト』サービス終了
12月16日 コロプラフェスで『白猫プロジェクト』TVアニメ化発表
議案
・剰余金処分→期末配当を1株につき17円に
・取締役9名選任→原井義昭さん(経営企画部長、アカウンティング部長)が新任、土屋雅彦さん(内部監査室長)が退任
株主総会のTwitter実況
株主総会の様子は僕のTwitter(@michsuzu)で「#コロプラ株主総会」のハッシュタグをつけてツイートしていたので、ここでまとめておきます
会場のベルサール渋谷ファーストに着いた。コロプラは今年10月1日で創業10周年なので、10回目の株主総会。全然関係ないけど、会場近くに廃ゲーマーみたいな名前の建物があった #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/5sRtM1gPLp
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
お土産はカレンダーやクッキー、クリアファイル、キーホルダー、コロプラ水など。10周年グッズっぽいものがいくつか。白猫とかのグッズではなく、いつも通り、コーポレートキャラクター(?)のクマをメインに据えたグッズ #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/ZrMEK2m75F
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
株主総会開始5分前の9時55分時点で、参加者数は200人くらい。年配の人と若めの人が混じる、わりとスマホゲーム会社の株主総会の平均に近い比率。株主総会後に会社説明会をするので、株主総会の質疑応答では目的事項に関わらない質問はNGとのこと #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
定刻の10時になって株主総会開始。議長は馬場功淳社長。議決権を持つ株主数は3万5210人(前年比1410人減)、議決権を行使する株主数は6807人(同82人増)。長谷川哲造監査等委員から監査報告、指摘すべき事項は認められないとのこと #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/TX7oUOHnhf
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
映像で事業報告。内容は決算説明会や招集通知と同じだけど、演出がちょっと凝ってて、白猫や黒猫のキャラクターが出て10周年ありがとう的なシーンもあった。合わせて剰余金処分と取締役選任の議案の説明もしてから質疑応答へ #コロプラ株主総会 https://t.co/ZHewGuF3Xb https://t.co/3fy24s8nzd
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q(すずき) 『PaniPani』が11月末にサービス終了して、現在、払い戻しを受け付けているが最大でいくらくらいになるのか。すでにどこかで計上しているのか。計上してあるなら100%カバーする形か #コロプラ株主総会 https://t.co/TfehoTmU1Y
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:数値については、この場では回答を控えさせていただく。『PaniPani』がどうだったかは会社説明会で説明させていただく #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 内部留保がずっと多いままだが使いみちは
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部潤:内部留保が600億円くらい、株主資本としては700億円くらいある。ゲーム業界はブレが大きい。プラットフォームやユーザーニーズが激変する可能性があるので、ほかの業界より手厚い資金が必要 #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/jVqIzjbYBY
長谷部:現在のスマホを主体としたOS事業者が提供しているプラットフォームが激変する場合、ゼロからゲームを作らないといけない。雇用を維持しながら、新しいものを作るには2~3年必要。広告宣伝費を使わなかったとしても500億円以上使う #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:毎年のフローに伴って発生するお金の3分の1は株主、3分の1は既存事業、3分の1は新規事業に使うようにしている。積みあがったキャッシュはM&A含めて検討していく #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q VRの話が聞こえてこないが、何か考えていないか #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先一哲:家庭向け、コンシューマー向けに複数本リリースした。11月に『TITAN SLAYER』続編を早期アクセスという形でSteamでリリース。今後のアップデートを約束して、少しずつ更新する形。初動として大きなものではないが今後、更新していく #コロプラ株主総会 https://t.co/NGthjwKhDU
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:当初予測より、コンシューマー向け、家庭用VRの普及には時間がかかっている印象がある。ゲームセンターで遊べるようなVRを開発して、実際にいろんな場所で展示したり、海外イベントで展示したりしている。実験的な部分もあるが、しばらく引き続き進めていきたい #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q アスリートとしての名声がある為末大さんは、外部取締役としてどのような貢献をしているのか。eSports参入の際のキーマンと考えているか #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/td5ufzaqvo
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:為末氏は陸上競技の社会人トップアスリートとして人格に優れ、社会的な貢献も大きい。取締役会でさまざまなことを意思決定する時、経営寄りのメンバーが多い中、「一般の社会からその決定がどう見えているか」という意見をよくもらう #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:最近は「社会に対して、いかに共感を得ていくか」のウェイトが増してきている。テレビのコメンテーターなどを務める為末氏から議論をいただけるのは当社として助かるし、来年1年も候補としてお願いしたい。eSportsについてはこれからの話なので、コメントを差し控えたい #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 任天堂から訴訟を起こされているが、どうなったのかを聞きたい #コロプラ株主総会 https://t.co/RNG10QnsfA
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:任天堂から1月に訴訟を受理して係争状態。最初にいらっしゃったのが2016年9月。先方はコンソール主体、当方はスマホ主体という環境の差異はあるものの、その後、1年3カ月ほど特許についての考え方に関してお互いかなり真摯なやりとりをし、金額についてなどやりとり #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:馬場と私で京都に出向いて状況の説明をして、思うところを言い合えた。言い合えはしたが、逆に言い合えば言い合えるほど、根っこの部分が違えばどうにもならない。「着地点が見出せないのであれば、公正な第三者機関に判断いただこう」ということで裁判になった #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:公判が複数回あったが、知財の裁判はこちらが主張、向こうが反論というターンを1回1回重ねていく。12月に第6回公判があり現在も継続中。裁判は係争中なので中身はお話しできないが、お互いの証拠、論拠についてはおおむね出し合って、再度反論し合うところとなっている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 2.6年という平均勤続年数は非常に短い気がする。退職者が多いのか。要因は?
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
石渡亮介:弊社自体が創立して10年という若いこれからの会社。事業の成長、スマホやVR分野の陣営強化のために積極的に中途採用を進めている。会社のカルチャーを作るため、数年前から新卒採用も強化 #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/BkRBc2eown
石渡:そのため入社歴が浅い状況があり、どうしても平均年数2.6年となる。会社としては長く、余計なストレスなく安心して能力を発揮できる環境を作っていきたい。人材育成の観点から福利厚生の制度も充実させて、平均勤続年数が短くならないようにしていきたい #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 連結損益計算書を見ると、投資関係で多額の損益がある。投資方針を見直さないのか
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:投資有価証券については、マクロミルへの投資分の売却益が7億円。マクロミルとはKDDIを通じてスマホでのネットアンケートを展開しているが、サービス構成の見直しもあっていったん売却 #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/SJIhwkCVSy
長谷部:16億円強の評価損のうち、ほぼ16億円が世界中のVRを担う企業に投資するコロプラネクスト2号ファンド事業事業組合によるもの。なぜVRファンドを設立したかというと、「VRは成長し、大きなプラットフォームになる」と信じているから #コロプラ株主総会 https://t.co/rNE4qARzCQ
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:本業のゲームは我々が得意とするものでVRはサービスに入っており、周辺部分の動画なども「ゼロから努力してもやれるのでは」ということで360Channelなどを展開している #コロプラ株主総会 https://t.co/Krrvlrtnxt
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:VRが一般的なプラットフォームになった場合、ゲームや動画以外にも広がる可能性があるが、弊社が直接入っていくのが難しいということで、世界中の芽がありそうな会社に投資。ファンドの場合、数十社に投資するので、最初に減損という形で出るのは体力のない、業績のない会社 #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:満期まで残るような会社は投資額の数十倍、数百倍になってもおかしくない。ファンドの性質上、どうしても最初は損が出る。会計の計上ルール上、含み益を表に出すのは難しい。現況の損失額は16億円と大きな額だが、伸びている額にも期待を持っている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:関係会社についても、子会社の部分で、1億円ほどの売却益がある。投資方針については、ゲーム分野はボラティリティが高く、業界の変化も激しいので、平準化するためにも投資には節度ある額を用いて、引き続き行っていきたい #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 事業報告の「対処すべき課題」がここ3年、ほぼ一言一句、句読点の位置まで同じ。「新技術への対応」の部分でスマートフォンについての一文が変わっているだけ。それでいて業績が右肩下がりなのはなぜなのか。本当にこれだけの対処すべき課題でいいのか。社外取締役からの提言は #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/50viNlotdF
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:だいぶ網羅して書いているので、ここに付け加えるべきことはないかなと思っている。なぜ業績に出ないかというと、2番目のユーザー数の拡大とエンゲージメントの強化が十分ではないからと反省している。3番目のポートフォリオの拡大については5年前から提唱、 #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:ミルフィーユのように重なるという戦略だが、昨今リリースしているゲームがユーザーに楽しんでもらえている自信はあるが、業績には寄与していない。課題に対して十分な成果を出していないので、業績が伸び悩んでいる。役員一同頑張っている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:ある程度、客観視するためにも、業務執行していない石渡進介からコメントを
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
石渡進介:以前は社外取締役だったものの、親族が取締役になったので社外が取れたが、社外取締役のような立場でみている。ここにある事項は、会社として取り組み続けなければいけない事項 #コロプラ株主総会
石渡進介:ヒット作が続けて出ていたのが少し滞っている状況。この状況の改善に真摯に取り組んでいる。「業界の寡占化が進む中、コロプラというユニークなゲームを出す会社がユニークさを維持しながら、新しいゲームを作る努力をしているか」について常に監視し意見を言っている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 監査について。どの企業も監査役が「何ら問題ない」という報告ばかりしている中、日産やオリンパスで粉飾決算があった。監査は本当に正しくなされているのか。信じていいのか #コロプラ株主総会 https://t.co/4bPVFXrGab
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
石渡進介:日産で話題になっているが、私は弁護士でもあるので、しっかり取締役などとも議論を行っている。外部機関に入ってもらって、取締役会が機能しているかのレビューもしている。大きな問題がない中で、創業者が社内の問題解決に取り組んでいるという報告をいただいている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷川:計算書類などで不正がないかというのが主題だったが、監査するトーマツから報告を受けて、「相当である」と判断している。毎回、話し合いや連携を密にしている。他の不祥事事案では「監査法人からの報告が無視された」とかあったがまったくない #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷川:当社の業務自体が簡単で、収益の大半はプラットフォームから。商品や在庫を持つことはゼロというわけではないが、ほとんどないので循環取引もない。私は金融界にいたが、この業界とは関係なく入ってきたので、常勤ではないが社外取締役として厳しくみている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷川:馬場自体は私利私欲に走る人間ではない。各取締役の報酬も監査委員会で監査している。株主さまの懸念は十分否定できるものと考えている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 位置情報で技術革命が起きている。位置ゲーで『Pokémon GO』に抜かれてしまったが、どう考えているのか。VRやAR、位置ゲーの可能性について聞きたい #コロプラ株主総会 https://t.co/hPRVQyQ6V1
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:位置ゲーについては未発表のものもあるので詳細は言えないが、作っていて発表しているものもある。それとは別の話だが、「ユーザーは新しい体験を求めているので、今までやってきた位置ゲーやVR、ARをミックスした新しいものを作りたい」とは話している #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:詳細は言えないが、これらの技術の未来を信じていて、発表ベースでは作らせていただいているので、その後の展開を楽しみにしてほしい。位置ゲーは僕が主体になって作っている。僕が日本で一番位置ゲーを運営しているという自負もありますし #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q ゲーム関係の協会に加入していないがなぜか。また、パブリシティ(PR活動)が弱いが、業界や社会とのつながりをどう考えているか
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:業界団体の定義にもよるがCESAは数年前から会員。東京ゲームショウに以前参加していたが、参加にあたり入会した #コロプラ株主総会 https://t.co/kLoSYFrnkF
長谷部:モバイル全体、イーコマースも含めた団体でゲームも包含するモバイル・コンテンツ・フォーラムでは、先月まで私自身が代表理事としてかなり積極的に参画していた。定義にもよるがゲーム関連の団体には参画している #コロプラ株主総会 https://t.co/0KFqu2KOjP
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:パブリシティについては以前、弊社では個人を前面に出して行っていたが「意味がないな」ということで企業としてのパブリシティを重視。イベントなど実際にやったことについて、メディアに丁寧に対応するよう心掛けている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:全社をPRするチームと、個々のゲームをPRするチームとを分けて、両輪回るように進めている。規模拡大にともなって、会社の露出量自体はあるので、丁寧に進めていく #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 創立10周年記念配当の金額を決める過程で、1株当たり20円にしようという話はあったのか。それが厳しいから1株当たり17円という金額になったのか
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:配当自体が12円、創立10周年記念配当が5円。配当の12円については方針として提示している配当性向30%の目安にのっとった #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/0T9jbgIBzY
長谷部:創立10周年記念配当の5円については、配当利回りを意識。自社株買いを含めた、全体としての総配分性向が最近求められているので、今回はすべて配当で実施。総配分性向が50%を超えているので「適当ではないか」と認識している #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
残り2問というアナウンスの後に2人を指名したので、ここで質疑を打ち切って議案採決へ。2案とも問題なく通過して、11時7分に株主総会終了。その後、新任取締役の原井義昭さんが簡単にあいさつ。10分間の休憩を経て、会社説明会へ #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
11時17分に会社説明会開始。登壇者は内部取締役に加え、浅井大樹プロデューサーと坂本佑プロデューサー。最初にコロプラの歩みやサービスを紹介する映像が流れる。株主総会でもそうだけどNintendo Switch版『白猫プロジェクト』の強調度が高かったのが気になった。そして質疑応答へ #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
まず株主総会で質問のあった『PaniPani』のサービス終了について補足説明
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:『PaniPani』がクローズになったことはとても残念。ユーザーに申し訳ない。改善を重ねたが、ランニングコストがかかり、利益を出せる状況にはできないと判断してクローズした #コロプラ株主総会 https://t.co/TfehoTmU1Y
森先:しかし、ストーリーは完結させた。クローズの原因はさまざまあるが、「表面上ポップな世界観でカジュアルなものを好む人が入ってきたのに、ゲームシステムがハードコアなことにギャップを感じたのでは」と振り返って反省している #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:当時、脱ガチャに挑戦していて、カプセルシステムを入れた。「システムが悪いか」というと難しいが、ストレスがたまるシステムでもある。クローズは大変残念だが、遊んでいただいたみなさまには心から御礼申し上げる #コロプラ株主総会 https://t.co/Cxcksso37A
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q eSports参入は考えているか。参入するならどういうタイトルが対象か
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:作っているゲームのアクション性が高いので、eSportsに向いていると考えている。『白猫テニス』が2周年なので、リアルイベントを行ってうまくいった #コロプラ株主総会 https://t.co/0xA9XbC16E
馬場:日本でやる場合、プロ化の議論が100%進んでいないのが問題。プロ団体はあるが、法的見解も固まっていないと認識している。今後、検討しながらどうしていくか決めていきたい #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:日本においてeSportsを行うのは簡単ではない。海外で盛り上がっている地域で使われているゲームは競技性が高く、PvP(人対人の対戦)を行うものが多いが、日本製ゲームには少ない。日本製ゲームはマネタイズがガチャモデルで、ユーザースキル以外で争うものが多い #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:カードゲームなどはeSports大会も行われているので、今後もっと盛り上がっていくのでは。当社はアクション性のあるゲームであったり、対戦するゲームなどでありうると考えている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q(すずき) 決算説明会などでVtuberへの関心を語っていて、実際に求人していたりするが、市場が飽和しており、実際に売上を立てるのも難しそうな中、どういうところにチャンスがあるとみているのか #コロプラ株主総会 https://t.co/we5V5tPMNI pic.twitter.com/IYTCHDris3
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:大変興味を持っている。VRやARなど、すべてを内包しているコンテンツを発表していきたい。僕が企画を出しているが、まったく新しいものを作りたい。まだ発表していない緻密なものを提携先に持っていったら、「すごい。こういうものが作りたいと思っていたんだな」と言われた #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q(すずき) 任天堂との訴訟についての質問が株主総会であったが、特許に関して抱えている訴訟は何件あるのか。また、訴訟を提起した任天堂が『ドラガリアロスト』という『白猫プロジェクト』によく似たゲームを出したが、何らかのやり取りはしているのか #コロプラ株主総会 https://t.co/gWj84P4XNE
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:ほとんど語ることはできない。裁判となると、世間に向けて言いたいこともあるのだが、「裁判自体に影響を与える」として全部止められている。他の会社が「係争中につきコメントできない」としていたのを目にしたことがあったが、「それはこういうものなのか」と学んでいる #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:ほかに特許に絡む訴訟はないので、任天堂との件は例外的。同業他社とは特許に関して普段からやり取りしていて、クロスライセンスできるところはしている。仲良くやっている #コロプラ株主総会 https://t.co/8ZVtownEUD
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
長谷部:『ドラガリアロスト』については、似ているといえば似ているんでしょうが、先方に対して「似てますよね」とは言えないので、やり取りすることは一切ない
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:言いたいことはいっぱいあるが、会社関係上、係争を抱えているので、穏やかにさせていただきたい #コロプラ株主総会
Q PS VRはPC VRより数が出ていると思うのだが、そちらは気にしないのか
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:コロプラでは2013年ごろからVR事業を始めているが、当時はまだ機材が世に出ていなかった。OculusやHTC Vive、モーフィアスという開発名だったPS VRについてもソニーと話していて、密に連携していた #コロプラ株主総会
森先:今、なぜPS VRに対応していないかというと、PSにつながないといけないので、PCよりスペックが高くないから。「解像度やフレームレートが高いほどユーザーが酔わない」という調査結果があるので、ハイエンドなVR体験を基準に考えている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q コンテンツ課金の単価が高いのでは。
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:タイトルが増えてきた中、業界の標準も変わってきている。どれくらいがいいかは常に検討している
浅井:『バクレツモンスター』はガチャの単価の議論があって、少し単価が低い #コロプラ株主総会
浅井:初めて課金する人向けに、かなり割り引いたものも出している。それがお客さんから好評なので、常に下げるかは分からないが、それぞれ考えていく。課金石を出す場面もいろいろあると思っていて、月課金なども検討していく #コロプラ株主総会 https://t.co/gGzVCzvVKm
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 格安SIMに変えたのだが通信が遅くて、ゲームをやっていてストレスになることがある。『魔法使いと黒猫のウィズ』などで、ストーリーを先にダウンロードできるようにするといった対策はとれないか #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:来年くらいから、通信速度がものすごく早くなる5Gという話が聞こえてくる。家庭用の有線接続より速いかもしれない世界が訪れようとしている。当社だけではないが、どちらかというと来たるべき大通信時代のコンテンツについて目線がある #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:「月の通信量を使い切ってしまう」といった議論は当社ではなかったが、そちらも検討していく。海外だとWi-Fiを通じたゲームが流行っているので、そうなっていくのかなと思っている。通信速度が速い条件で出していかないといけないのかなと #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 『魔法使いと黒猫のウィズ』を遊んでいるが、規約改定が厳しくて驚いた。反響はあったのか #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:資金決済法上の前払いについて詳しく説明した。そのほかのことについて大きく変えたわけではない。コミュニケーション不全でうまく伝わらなかった。すごいことが書かれているとか、厳しくなったわけではない。改めて社内に持ち帰って検討したい #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 一番楽しいゲームと思ったのが『激突!! Jリーグ プニコンサッカー』
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
で、今から考えても面白いと思っている。その技術やノウハウはもう使えないものなのか。KLabの『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』に導入されたら、世界で受けると考えている #コロプラ株主総会 https://t.co/bJxUwW43qC
馬場:大阪で作っていて、モンスターハンターシリーズを作った人とかが関わっている。僕も大好き。作りながら僕も見るのだが、「これはすごいな」と思って自信満々で出したが、結果が振るわず、一同シュンとした。その技術や開発に応じて生み出された特許は資産として残っている #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:その時までは「ただ面白いゲームを出せばいい」と思っていたが、ゲーム性だけでなく、取り巻く環境やユーザーへの説得性が大事と気付いた。気付いたのに業績が上がっていないのは、ゲーム開発には3年かかるので、その気付きはこれから出るゲームを見れば納得できるはず #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 役員の顔が暗い。御社にはサラダバーがあると聞いているが、ドレッシングをノンオイルでなくオイル入りにして、もっと明るくしては #コロプラ株主総会 https://t.co/8cEMpeohob
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:確かにちょっと暗い。業績が下がり、株主のみなさまにご心配をかけ、社内からの突き上げもあるので、「元気を出して頑張ろう」と常々言っている。役員はこういう立場になるくらいだからハートは強い。当社の歴史上、こういう暗い雰囲気になった時は何回かある #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:位置ゲーで赤字になった時もあり、東日本大震災で事業を続けられるかとか、ユーザーに迷惑をかけてしまう事件もあった。そういう時をくぐり抜けているメンバー。あまり楽しそうにすると「業績が悪いのに」と言われるので、心の中で闘志を秘めている。どうぞご心配なさらずに #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 女性向けゲームを初めて作ったと聞いて『DREAM!ing』を遊んでいる。女性向けゲームに大事なキャラとストーリーにこだわっていると思って、楽しく遊んでいる。アクティブユーザー数がそこまで多くない感触があるが、今後の展開を話せる範囲で #コロプラ株主総会 https://t.co/GcbH3hS5rp
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:当社の稀代のストーリーテラーが3年くらいかけて作ったゲーム。メンバーに女性向けゲームの経験がある人が少なくて難産だった。女性向けゲーム市場が大きくなっている中、さまざまなゲームを作りたいので、やっと出せた。僕からしても感慨深い #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:当社の考え方としては、女性向けゲームが好きな方はブランドを見ていて、「ちゃんとやってくれる会社か」を見ている。「女性向けゲームを長く続けていくか」を見られている気がするので、今後もしっかり運営していく #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:遊んでいただいてありがとうございます。今年8月にリリースしたが、奇しくも女性向けゲームがいっぱい出る年だった。『DREAM!ing』前後に4本くらい出たが、どのタイトルも苦戦したのでは #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:客観的なデータだと、『DREAM!ing』はその中の一番上になっていて、今年のタイトルでは他より上に出ている。開発・運営が努力したおかげ。ゲームはじわじわで「とてもいい」とは言えないが、「ゲーム以外でこれほど盛り上がるのか」と驚いた #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
森先:グッズが150種類以上出ていて、リアルイベントも頻繁にやっていて、「ユーザー数は多くないが、こんなに多くの客さんが来るんだ」と思っていて、その収益もバカにならない。「周辺のリアルイベントや楽曲にも力を入れていく必要があるな」と。今後も楽しみにしていただければ #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
Q 去年も株主総会のお土産でクマの写真が載っているカレンダーをもらったが、ほっこりするので職場にも飾っている。株主優待として、株主全員に送ってはどうか。株主総会ではその代わりに社員に配布しているというクマのぬいぐるみを配っては #コロプラ株主総会 pic.twitter.com/gUCflsI1q0
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:カレンダーは取引先と社員に配っているもの。株主全員に送るとなると、4万部とか刷らないといけなくてなかなか大変。株主優待としては引き続き検討する。立場上、カレンダーはよくもらうが、結局使うのはクマのカレンダー。ほっこりするので #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
馬場:クマのぬいぐるみは頑張っている社員に送っているものだが、そこまで数も出ないので株主総会のお土産としては適当かも。引き続き来年に向けて検討していければ #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日
最後の質問者の前に残り1人とのアナウンスがあったので、ここで質疑応答打ち切り。12時3分に会社説明会終了 #コロプラ株主総会
— すずき@コロプラ株主総会 (@michsuzu) 2018年12月21日